「田中小実昌エッセイ・コレクション 4 (おんな) <ちくま文庫>」の検索結果

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１刷　 カバー付　カバー背少色アセ　　カバー表紙上部少シミ　カバー両面ヤケ無し　本体三方ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

本巻でもやっぱり自分はしょげた人間と言ってる作者だが、吉行淳之介との対談では、吉行が「なんかごまかしてるところがあるんじゃないか」と言っているように、英語など、出来るところは出来る作者でもある。
　しょげている自分というキャラがいるからこそ書ける作家だったのだろう。
　早稲田の翻訳家平岡篤頼との対談もある。
　作品ではやたら女とやっているように思われてしまうが、実際には自分は酒はかなり飲むが女はあまりやっていないと自白している。

新宿ゴールデン街の住人、酔客、女性陣、作家、家族、小実昌さんが関わりを描く事で、小実昌さんの人間性が浮かび上がる。本質を捉えて本音で生きた人だった。