「白い馬の見える風景 : 画集」の検索結果

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「白い馬の見える風景」は、自序に書いたとおり、間奏曲的な性格を持っている。しかし、
音楽の世界でも、稀には、第二楽章や間奏曲が、単独に採り出されて、独立した曲目とし
て演奏されるようになった場合もある。新潮社から、画集に纏めてはどうかとの話があり、
展覧会をしたいとの申し出も、二、三の画廊からあった。
私はこんどの画集は、なるべく小さくて、清楚な感じのものにしてほしいと思っていた。
はじめは、これよりもっと小ぶりのものにするつもりだったが、 白馬があまり小さくなり
すぎるので、このくらいの大きさが適当ということに落ち着いた。
新潮社からは 「京洛四季」 「窓」 につづく第三の画集として、世に出ることになった。 い
つも変らぬ佐藤亮一社長の好意によるところも大きい。撮影、印刷は前の二著と同様に半
七印刷をわずらわした。 その他、いろいろな人々の骨折りによるものであることを記して、
感謝のしるしとしたい。
毛筆サイン（画像あり）　函欠　薄ヤケ