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「石原吉郎詩文集 <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫>」の検索結果
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石原吉郎詩文集 <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫>

佐藤書房
 東京都八王子市東町
1,100
石原吉郎 著、講談社、2019年9月、307p、16cm
11刷  カバー  帯付  カバーヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の極美本です。

作者の石原吉郎は、自らのシベリア抑留の体験を文学的テーマに昇華した、戦後詩の代表的詩人である。
作者は、大学卒業の翌年1939年に応召され、終戦時にはハルビンの満州電電調査局に所属していたが、密告によりソ連に捕えられ、49年に反ソ・スパイ行為の罪で重労働25年の判決を受けて、53年にスターリン死去後の特赦で帰国するまで、8年間シベリアで抑留された。
本書は、詩、批評、ノートの3部構成となっており、批評の部には、「ある〈共生〉の経験から」、「ペシミストの勇気について」、「望郷と海」などが収められているが、それらの作品は、「日本へ帰って来てから私が読んだもので、大きな衝撃を受けた書物が二冊あります。ひとつはフランクルの『夜と霧』、もうひとつは大岡昇平の『野火』」と作者自らが語っている、『夜と霧』と並ぶ作品とも評されている。
「ある〈共生〉の経験から」では、極限の環境に置かれて、食事の分配や睡眠の場所の確保のために、他人との共生は不可欠なのであるが、その個々の目的を達した瞬間、他人に対して完全に無関心な状態に陥ることが語られ、「ペシミストの勇気について」では、誰もが一日だけの希望に頼り、オプティミストになるほかはない極限の環境の中で、ただ一人ペシミストを貫くことによって、自らの自立を保った男の話が綴られている。
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石原吉郎詩文集 <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫>

1,100
石原吉郎 著 、講談社 、2019年9月 、307p 、16cm
11刷  カバー  帯付  カバーヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の極美本です。 作者の石原吉郎は、自らのシベリア抑留の体験を文学的テーマに昇華した、戦後詩の代表的詩人である。 作者は、大学卒業の翌年1939年に応召され、終戦時にはハルビンの満州電電調査局に所属していたが、密告によりソ連に捕えられ、49年に反ソ・スパイ行為の罪で重労働25年の判決を受けて、53年にスターリン死去後の特赦で帰国するまで、8年間シベリアで抑留された。 本書は、詩、批評、ノートの3部構成となっており、批評の部には、「ある〈共生〉の経験から」、「ペシミストの勇気について」、「望郷と海」などが収められているが、それらの作品は、「日本へ帰って来てから私が読んだもので、大きな衝撃を受けた書物が二冊あります。ひとつはフランクルの『夜と霧』、もうひとつは大岡昇平の『野火』」と作者自らが語っている、『夜と霧』と並ぶ作品とも評されている。 「ある〈共生〉の経験から」では、極限の環境に置かれて、食事の分配や睡眠の場所の確保のために、他人との共生は不可欠なのであるが、その個々の目的を達した瞬間、他人に対して完全に無関心な状態に陥ることが語られ、「ペシミストの勇気について」では、誰もが一日だけの希望に頼り、オプティミストになるほかはない極限の環境の中で、ただ一人ペシミストを貫くことによって、自らの自立を保った男の話が綴られている。

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