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おまかせ臨終から自分死へ
フリードリヒ・ニーチェ「人類は滅びるかもしれない」 ニーチェは哲学者であると同時に優秀な心理学者として、社会を鋭く分析・洞察していている結論に、はっとするものが少なくありません。ドイツの大戦争、僭主(ヒトラーのような)の出現、社会主義国家の出現、衰退を予想しました。そのニーチェが「人類は滅びるかもしれない」と数箇所で述べています。その記載されて箇所を著者は丹念に追い求め、その理由を明らかにしたものがこの本です。 東西冷戦が終わり核戦争の危機は去ったと思われた今、世界は憎悪が異常な程、渦巻いて、怪しい雰囲気になってきています。その原因に対して明快に解説してくれる理論を与えてくれるのがニーチェです。本書では意識と国家の危険な関係、陶酔に陥った人間の危険性、さらに、ニヒリズムに至るのは貧富に関係なく全ての人間が陥る因子を持ち、世界の破壊を望むに至ることを解説しています。弱者が必ずしも滅びるのではなく強者にもその危険性は等しくあることも説明します。最大の本書のハイライトは、ホロコースト、アメリカ、イスラームを章として、世界のタブーとなっている、ユダヤ人について解説したところです。それを読むことで初めて現代の世界の混迷の理解の第一歩を踏み出すことができるでしょう。ニーチェは人類を愛するあまり、人類の滅亡の最大の危険因子が人類であることを訴え、それに対処することを願って、後世に残してくれています。ニーチェの言葉をどれほど読み解けるかが未来を左右することでしょう。
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