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Edited by Nippon Dempo News Agency? (日本電報通信社）、Nipp･･･

Doreen Beck、Hamlyn、1973、96 p、30 cm

C+ カバースレ・シミ、見返しシミ、本文並程度

アメリカの家具についての本。

本書は、アメリカ家具の収集術をわかりやすく紹介する入門書である。どのように始めればいいのか、何をどこで買えばいいのか、避けるべき罠や落とし穴はあるのか、といったことを知りたいコレクター初心者のために特別に書かれた。

第1章では、作品の年代や価値を判断するための手がかり、偽物の見分け方、専門家による高級木材の見分け方、最も人気があり高価な家具、そして今でも手頃な値段で買える家具など、このほかにも多くのことを取り上げている。

次の7章では、アメリカ家具の偉大な時代を取り上げる。ピルグリム・センチュリー（巡礼の世紀）」のオーク材とパイン材の頑丈でシンプルな家具から、装飾的なウィリアム＆メアリー、クイーン・アン時代を経て、チッペンデール・スタイルの豊かな曲線と豪華な彫刻が生まれた。フェデラル時代の繊細な家具に続いて、エキゾチックだが重厚な19世紀のスタイルが登場し、20世紀は合理的なデザインと新素材でこれに対抗した。

ここには、フィラデルフィア、ボストン、ニューポート、ニューヨーク、チャールストンといった家具製作の中心地と、ジョナサン・ゴステロウ、ジョブ・タウンゼント、ジョン・ゴダード、ダンカン・ファイフ、サミュエル・マッキンタイア、ジョン・ヘンリー・ベルター、ランバート・ヒッチコック、チャールズ・イームズ、エーロ・サーリネンといった名だたる製作者たちが紹介されている。

90点以上の図版（30点はカラー）により、アメリカ家具の代表的なものである、オーナメントのハイボーイ、ペイントされた食器棚、オーク材のチェスト、カーヴァーやブリュースターのチェア、デスク、セクレタリー、そして素晴らしい時代の部屋などが紹介されている。

これらの写真はすべて、ドリーン・ベックの生き生きとした文章と組み合わされ、市井の人々にとって理想的な情報ガイドとなっている。

編 : 伊藤憲夫、美術出版社、1998、246p、A5判、1冊