「童話　たった一つ」の検索結果

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水谷まさる、教養社、昭和２１年

灰谷健次郎 著 ; 小宮山量平 編、理論社、1988年、207p、22cm

ウイルソン・ゲイジ 作 ; マリリン・ハフナー 絵 ; 渡辺南都子 訳、岩崎書店、１９８６年２刷、6･･･

表紙・山高登　たった一つのおかし（市川信夫　絵・山内洋美）童話サロン・童話の本を読んで　平塚武二氏の･･･

54P　B5　「この「びわの実学校」が出はじめてから、もう二年と三か月にもなります。雑誌も、これで十五号になりました。みなさまのお陰と、あつく御礼申上げます。もっとも、この雑誌は、原稿にも、さしえにも、立派な表紙の絵にも、稿料も画料もさし上げません。みんな、サァビスなんです。そこで、一昨年の一月と、昨年の十二月とに、これら寄稿家を東京原宿の福緑壽という、中華料理に招待して、粗餐をさし上げました。（中略）会計担当のうちのお嫁さんが、二回とも出席して、会計報告をしました。それによりますと、最初の一年は六回の予約、四千五百部の発行で、十五万円のマイナスだったと思います。第二年目の六回は、平均四千部の発行で、マイナスが五万円ということになりました。最初の一年に比べて、発行部数が少ないのに、マイナスが少ないのは、どうしたことかと、同人一同、頭を傾けました。然し、計算に弱い一同のこととて、遂に、その答えは出ませんでした。（中略）終らない吾等のなやみは、お金のことではなくて、実は作品なのです。傑作が集まらないのです。（中略）私たちは、ただもう一生懸命、傑作の出現を待っております。」（ツボタ「編集室から」より）

編集兼発行者・中西 芳朗 (1892年-1981年)大正の大地震（詩・中西芳朗）オトギバナシ・クロン･･･

上笙一郎旧蔵　54P　菊判　「私達の一生にもう一度とあるまひと思はれる大震災に際して、心から御見舞を申し上げます。かの三十七八年　戦役の数倍に相当する死傷と財産とを数分の間に焼きつくしました。」（序　より）「もう一つ私の嬉しい事は私のやらせて居る印刷所ー神田佐久間町ーがちょっぴり孤立してたつた一カ所小さく焼残った事です。こゝには私の最も力を入れた七百枚の創作の原稿が行って居たのですから。」（中西芳朗）「あの大地震のさなかに袋入れをして、二日の日に牛込局へ持つてゆきました。けれど今度の震災は以外の大地震であつた為に手紙、端書以外は取あつかはれなくなりました。そのために後れて居るので、決して被害のあつたわけではありません。しかも神田区全域の中にバラ子の印刷所だけはちやんと残つて居るのです。たつた一つ　御安心下さい。外の雑誌の多くは焼けました中に、私たちのバラ子だけは無事に美しく（後略）」などに上笙一郎の薄い鉛筆マーク　裏表紙少スレ