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初等教育唱歌研究会選、初等教育唱歌研究会選

編集兼発行者・中西 芳朗 (1892年-1981年)大正の大地震（詩・中西芳朗）オトギバナシ・クロン･･･

上笙一郎旧蔵　54P　菊判　「私達の一生にもう一度とあるまひと思はれる大震災に際して、心から御見舞を申し上げます。かの三十七八年　戦役の数倍に相当する死傷と財産とを数分の間に焼きつくしました。」（序　より）「もう一つ私の嬉しい事は私のやらせて居る印刷所ー神田佐久間町ーがちょっぴり孤立してたつた一カ所小さく焼残った事です。こゝには私の最も力を入れた七百枚の創作の原稿が行って居たのですから。」（中西芳朗）「あの大地震のさなかに袋入れをして、二日の日に牛込局へ持つてゆきました。けれど今度の震災は以外の大地震であつた為に手紙、端書以外は取あつかはれなくなりました。そのために後れて居るので、決して被害のあつたわけではありません。しかも神田区全域の中にバラ子の印刷所だけはちやんと残つて居るのです。たつた一つ　御安心下さい。外の雑誌の多くは焼けました中に、私たちのバラ子だけは無事に美しく（後略）」などに上笙一郎の薄い鉛筆マーク　裏表紙少スレ