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パァル・バック 本間立也訳、改造社、1938/3、350頁、B6判

小口かなりヤケ・シミ

С. Грибанов (= Stanislav Gribanov)、Военное изд-во ･･･

【ハードカバー】1992年発行。見返しに写真図版掲載。
全体的に若干ヤケがあります。表紙にややスレ・角に小傷み、本文数枚に鉛筆による線引き (一部書き込み) があります。それ以外は特に問題はありません。

●別タイトル：Zalozhniki vremeni

●内容
ソ連末期に刊行された、スターリンの実子 ワシーリー・スターリン (空軍将校) を中心とする回想的・風刺的作品。
著者は戦時・戦後を知る軍関係者で、本書ではスターリン体制下の人間模様、陰謀、官僚社会の矛盾を皮肉を交えて描いています。秘密警察や赤軍士官、ヒトラーやトロツキーなども登場し、歴史と個人の悲喜劇が交錯し、章題には諷刺文学の香り漂う見出しが並んでいます。
自序によれば、本書は「完成作ではなく素材の第一稿」であり、実際の関係者への印象や証言を元にまとめられたもので、スターリン時代からブレジネフ期に至るソ連史の裏面を独自の筆致で綴っています。
発行はモスクワのソ連国防省の公式出版機関(Воениздат) で、「軍事出版社」または「国防省出版局」などと呼ばれる老舗の国家出版社です。

●主な目次訳
私の奔放な思考の騎兵中隊
・ロシアよ、さらにその先へ ...
・王国の第一夫人
・チェーカー (秘密警察) は眠らないのか
・「汝、平和を欲するなら、戦に備えよ！」
・「まったくアジア的だな！」
・もし嘘を抜きにすれば ...
・「大したことないさ、やつらはロシアを救ったって？」
・スターリンの鷹たち
・シェルシェ・ラ・ファム (女を探せ)
・舞踏会は終わり、ろうそくは消えた ...
・「煙は豊富に ...」
・「ソーフィヤ、お前はいったいどこを見ていたのか？」
・事件が明るみに出る前に ...
・「昇進に値する ...」
・「もしかして、戻るか？」
・求道者たちのための典礼 (リトルギア)
・王は死んだ！：国王万歳！

■送料：全国一律350円

林勇、市立藤村記念館、昭和42年、134p 図版、22cm

書込み切取、破れ等は有りません。古書のため多少の経年劣化は見られます。