「紙芝居　チョコレートと兵隊」の検索結果

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作者不詳、日本教育紙芝居協会、昭和15

全21枚　「これは群馬県桐生市に、ほんたうにあつたお話です。織物で名高い桐生市の、とある裏町に齋藤辰次郎さんの一家がありました。印刷所につとめてゐた齋藤さんにも、名誉の召集令状が来ました。「バンザーイ、バンザーイ……」お父さんの出征後、あとに残ったお母さんは、反物のはぎりをする内職を始め、十歳になる和夫君と、六歳になる千惠子さんが仲良く暮らしていました。話題はお父さんのことばかりです。やがてお父さんから送られてきたのは、手紙と、たくさんのチョコレートの包み紙でした。包み紙の裏に点数が書いてあって百点になるとチョコレートが一つもらえるのだと書かれていました。お父さんは「（慰問品の）チョコレートの包み紙をくれよ」と周囲の皆に呼びかけたのでした。やがて、東京のお菓子の会社からチョコレートが届いたその日、お父さんの戦死の報せまで届いたのでした。差し込みで絵がかわる仕掛け1か所あり。裏面ややシミ　1枚目、角オレすじ、裏に小印　20枚目の文面に貼り込みあり