文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

「芽むしり 仔撃ち <角川文庫> <角川文庫>」の検索結果
1件

芽むしり 仔撃ち <角川文庫> <角川文庫>

佐藤書房
 東京都八王子市東町
4,500
大江健三郎 著、角川書店、昭和37年6月、187p、15cm
初版  カバー付(パラピン紙)  帯付 両表紙ヤケ無し オビヤケ無し 本体三方少ヤケ 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。

子供達だけで生きる話といえば『蝿の王』を思い浮かべてしまうが、作者はゴールディングと違い、子供に純粋さと希望を見出していたのだろうか。疫病の発生した村に置き去りにされても、友情を育み、理性と道義心を失わない彼らは健気だ。自分らを見捨てた大人たちという、共通の敵がいたことも大きいだろう。解説によれば現実的なストーリーとは言えないらしいが、作者が描いたのは、理不尽にも権力に蹂躙される弱きものたちの慟哭ではないかと思う。希望がなくとも最後まで抵抗を選ぶ主人公の姿に、胸がつまる。
かごに入れる
気になる本に追加
クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可

芽むしり 仔撃ち <角川文庫> <角川文庫>

4,500
大江健三郎 著 、角川書店 、昭和37年6月 、187p 、15cm
初版  カバー付(パラピン紙)  帯付 両表紙ヤケ無し オビヤケ無し 本体三方少ヤケ 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。 子供達だけで生きる話といえば『蝿の王』を思い浮かべてしまうが、作者はゴールディングと違い、子供に純粋さと希望を見出していたのだろうか。疫病の発生した村に置き去りにされても、友情を育み、理性と道義心を失わない彼らは健気だ。自分らを見捨てた大人たちという、共通の敵がいたことも大きいだろう。解説によれば現実的なストーリーとは言えないらしいが、作者が描いたのは、理不尽にも権力に蹂躙される弱きものたちの慟哭ではないかと思う。希望がなくとも最後まで抵抗を選ぶ主人公の姿に、胸がつまる。

お探しの古書は見つかりましたか?

在庫検索から見つからなかった場合は、書誌(カタログ)からも検索できます。
お探しの古書が登録されていれば、在庫が無い本や条件に合わない本についても、こちらからリクエストを行うことができます。
書誌(カタログ)から探す

万博の年 - 大阪・関西万博開催、つくば万博40年

地下鉄サリン事件30年 - カルト教団、秘密結社