「著:ジイド　訳:堀口大学」の検索結果

1件

著：ジイド　訳：堀口大学、齋藤書店書店、昭和２２年(1947年)　初版、123 p 絶版、サイズ(･･･

タイプに打たれ譯者に送られたジイドが新作！この幹の戯畫から貴方の思想は如何に發展するか？　　　　一本、二本と数へ上げて十三本目の老木に、何が、誰によって画かれてゐたのか。そしてそれをめぐる人々の擧動臆説は……。上昇し降下する尖鋭化された二つの精神の交叉が、内的存在と外的現實に關するあらゆる場合を諷刺する。かくて空騒ぎの中に一脈の思想が漂渺として流れ、その行きつく方は、ジイドの純粋精神である。　　譯者のノオト「この狂言は高踏文藝雑誌Mwsureに發表されただけで、まだ單行本にもなつてゐないジイドの新作である。譯者は直接原作者から贈られた印字機によるコッピイによつてこれを譯した。一九三九年二月Ridrau de Paris劇團が巴里で初演して好評であつた。」