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少ヤケ

例言
本書は、 兵庫県豊岡市駄坂字舟隠ほかに所在した墳墓、古墳群、山城の発掘調査にかかる報告書である。
・調査の要因となったのは、 中央商事株式会社が同地で進めているこうのす団地造成工事である。
・調査は、 事業の施工者である中央商事株式会社の委託を受けて豊岡市教育委員会が実施
したもので、現地調査は、1988年6月27日に着手し10月4日に終了した。
・当該遺跡は、駄坂字舟隠ほか香住、 下鉢山両地区に所属しているが、ここでは舟隠に代
させて駄坂 舟隠遺跡群の名称を用いることとした。 工事前には、 1基程度の
古墳の存在は知られていたが、分布調査が不十分な地であった。
・本書に用いた地図は、第5、 第7図が国土地理院、 第10図が森林基本図、
第12図が豊岡市発行のものを元にしている。
・発掘調査は、豊岡市教育委員会が主体となって実施した。現地の実際の調
査は、豊岡市文化財調査員の宮村良雄を主担者とし、 補助員がこれを補佐し
た。整理作業は、63年度の発掘業務の合間を利用して実施し、宮村、 大澤由美、松井敬代が主としてことにあたった。
調査に用いたレベルは、すべて標高値である。
・調査のスタッフなどに関しては、第1章に別記した通りである。また本書の執筆分担は、
各節の文末に記して文責を明らかにした。 玉稿を寄せていただいた方も同様である。
本書の編集は、主として豊岡市立郷土資料館主事の瀬戸谷晧が担当した。
状態：良好