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スペイン語。書き込みなし。経年並み。『El Patrañuelo』（1567） は、スペイン語短編小説（novela corta）の最初期に位置づけられる重要作品です。
全22話の「パトラーニャ（作り話・奇譚）」から成り、イタリアの『デカメロン』の影響を受けつつも、スペインの日常風俗やユーモアを取り入れた独自の小説集となっています。
後のセルバンテス『模範小説集』にもつながる、黄金世紀文学の先駆的テキストです。

本書は、文学研究者 Rafael Ferreres による校訂・注解を備えた信頼ある学術版で、研究や大学教育でも広く利用されている Clásicos Castalia シリーズの一冊です。