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CONSIDERATIONS SUR LES CAUSES DE LA GRANDEUR DES ROMAINS ET DE LEUR DECADENCE. アムステルダム刊，総革装。16.3×10cm。

Amsterdam: Jaques Desbordes,1734. First ed., first print. 277pp. 10.5x15.2cm. night blue morocco, gilt back with raised bands, full edges gilt. Nice fresh copy.

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1刷　 カバー　焼け

１１刷　 カバー付　 カバーヤケ無　本体三方ヤケ無し　線引き無し書き込み無し　保存状態良好の美本です。

ローマは征服し、捕虜を奴隷化し、奴隷を開放した後には市民権を与えてローマを拡大していった。
時代が下ると、市民の多くは解放奴隷が占めるようななった。
そして、軍団を従えて辺境を攻める将軍たちがそれぞれに競ってローマへ攻め上って帝位を奪い合った。
兵士たちにとって、自軍の将軍だけがすべてであり、ローマは忠誠の対象ではなくなった。
市民たちは、初期には共同体を守る自営農民であったが、次第にパンとサーカスを支配者に依存する群衆になっていった。
それを養うことのできるものが皇帝となった。
成功が滅亡の原因となったという歴史の法則性を明快に解説しようとする態度が面白い。