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ペルー黄金博物館展

ペルー黄金博物館展 　　■内容 15t世紀後半から16世紀前半にかけて、南米ペルーを中心にアンデス山脈沿いに栄えたインカ帝国。この帝国は1532年スペインのフランシスコ・ピサ口に征服8れました。その主な目的はインカ帝国の黄金でした。ピサロの征服後、莫大な量の金製品がぺル一国外へ持ち出されました。 このため、ベルーのミゲル・ムヒカ・ガヨ氏は、散逸していた資料を買い戻し、半世紀前にベルー黄金博物館を設立しました。それに発掘出土品を加えた約15，000点の収蔵資料のなかから、今回250点を厳選し、展示しました。 インカ帝国をはじめとして、アンデス地方で栄えた諸文明を特徴づけているのは、神殿 などの大型石造建築物と金製品です。なかでも金細工を含めたアメリ力大陸の冶金術は南米中央アンデス地域で紀元前1500年頃から始まりました。製作された金製品は、王冠仮面、耳飾りや腕輪などの装飾品、容器や儀礼用ナイフ、人間や動物の像などです。また貴石ヤ貝を象D~ した作品や、黄金をあしらった衣服も発見されています。 今回の展示物は、金の製品化が確立した紀元前1000年頃のチャピン様式からインカ帝国に至るまでの時期の各穣の装飾品、道具、衣服など、時代的にも幅のあるものを揃えていました。なかでも、60個の金ビーズと頭飾りを付けた8体の人頭像、金の1枚板で作られた埋葬用仮面(写真)、動物や人頭をつけた注口蓋(写真)、金の板を曲げて数多くの装飾をあしらった冠(写真)などの金製品、また羽毛や木で作られた耳飾りや様々な道具類をもち、左に子供を抱えたミイラ包みなどカ〈注目されました。芸術的にも香り高い展覧会と評判を1専しました。

ペルー黄金博物館展