昭48、206p、24cm
あいさつ
スペインといえば,まず私どもの考えるのが “情熱の国” 闘牛と
フラメンコに代表される熱気みなぎる国民性と, 火花の散るような生命
感の充実です。その風土に生まれ育った美術―それが世界の他国の美
術へ影響しないはずがありません。グレコ, ベラスケス, ゴヤ,そして
ピカソ、ミロ、ダリ。 偉大なる流れ。
今回はそのスペインの多様な、しかも一貫して民族性をたたえた美術
の流れを, 版画を通してご覧いただくことにしました。 スペイン国内で
も未公開という17世紀リベラの珠玉のような作品, 世界近代美術の開祖
ゴヤが 精魂傾けて描き彫った<気まぐれ> <戦争の惨禍> <闘牛技>
妄>シリーズの全作品, 日本へは紹介されることの少なかった同国近
代の画家たちの作品, そして世界現代画壇をリードしているピカソ ミ
ロ, ダリ、クラーベらの作品群。
このような内容の充実した国際的美術展の日本における開催に, 全面
的なご協力をいただいたスペイン政府ならびに同国立版画美術館, 同国
立図書館,同国立銅版画館ほか所蔵家各位に対し, 衷心より感謝の意を
表します。 そして, 本展の開催がスペイン, 日本両国の文化交流の上に
大きく貢献するものであることを祈念するものであります。
、兵庫県立近代美術館(少ヤケ)
グラシン紙包装にてお届け致します。