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「ムルク・ラジ・アナンド  前田河廣一郎譯」の検索結果
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触るべからず(印度小説)〔発行地・大阪〕

金沢文圃閣
 石川県金沢市長土塀
¥4,400
ムルク・ラジ・アナンド、前田河廣一郎訳、六人社、昭11
初裸本、トジワレ
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触るべからず(印度小説)〔発行地・大阪〕

¥4,400
ムルク・ラジ・アナンド、前田河廣一郎訳 、六人社 、昭11
初裸本、トジワレ

印度小説 觸るべからず  

ハナ書房
 大阪府大阪市北区天神橋
¥7,130
ムルク・ラジ・アナンド  前田河廣一郎譯、六人社、昭17
はしがき
小説家ムルク・ラジ・アナンドは、私達にとつては、新しい名である。じつ
さいのところ、ごく小數の詩人や哲學者のほかは、近代印度の文學について、
ほとんどなにも知らない私達は、この新進作家に接してみて、印度も決して眠
つてはゐないのだといふ念にうたれざるをえない。
この小説『綴るべからず』 (Untouchable) を通じて、私はかなり印度的なも
のをみとめたとともに、さうでないものも多分に受けとつた。さうでない部分
といふのは、ゲーテにもあり、トルストイにもある、文學の世界に共通した數
顎の要因である。それとともにみのがしてならぬことは、この作家のわかわか
しさである。そこには、はじめてほりおこされた印度の土のにほひがする。かういふとした作家がある以上は、印度の黎明はもうはじまつてゐるはず
モーパッサンは、われわれの一日の出来事を、そのまま描敍したなら、ゆう
一巻の長篇小説になると云ったことがあつた。アテンドは、それを實現した。
かうした『一日』 はかならずしも、モーパッサンの意味する一日ではないかも
知れない。この小説の主人公バッカの一日には、あまりに特異な事件が多すぎ
るかも知れない。しかしながら、ここに留意しなければならぬことは、この小
腕の一日は、今日の印度の一日であるといふことである。雨か、嵐かとも
かく印度の夜は明けかかつてゐるのである。
原書は『ペンギン叢書』の一冊として刊行されてゐるもので、文章の調子か
ら列じても、アナンドは最初からこの小説を英文で書いたものらしく思はれ無理な言葉を行使してゐるやうに思はれるところもあった。翻譯は、譯者の感
と者の感銘とがぴたりと一致すべきものであると考へる私は、原作の眞價
をこわさぬ程度に日本語化したつもりである。その點、原作者への手簡で、
私は十分謝罪して置いた。
そこに原書の見開きに、ごくかんたんなアナンドの傳記が附記してあるから、
そのままを移して讀者への手引としたい。
その他
る。ところどころ意味の晦な節もあるし、印度人らしい表現もあり、可なり
初版、カバー、経年によるヤケあるがほぼ良好です。
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¥7,130
ムルク・ラジ・アナンド  前田河廣一郎譯 、六人社 、昭17
はしがき 小説家ムルク・ラジ・アナンドは、私達にとつては、新しい名である。じつ さいのところ、ごく小數の詩人や哲學者のほかは、近代印度の文學について、 ほとんどなにも知らない私達は、この新進作家に接してみて、印度も決して眠 つてはゐないのだといふ念にうたれざるをえない。 この小説『綴るべからず』 (Untouchable) を通じて、私はかなり印度的なも のをみとめたとともに、さうでないものも多分に受けとつた。さうでない部分 といふのは、ゲーテにもあり、トルストイにもある、文學の世界に共通した數 顎の要因である。それとともにみのがしてならぬことは、この作家のわかわか しさである。そこには、はじめてほりおこされた印度の土のにほひがする。かういふとした作家がある以上は、印度の黎明はもうはじまつてゐるはず モーパッサンは、われわれの一日の出来事を、そのまま描敍したなら、ゆう 一巻の長篇小説になると云ったことがあつた。アテンドは、それを實現した。 かうした『一日』 はかならずしも、モーパッサンの意味する一日ではないかも 知れない。この小説の主人公バッカの一日には、あまりに特異な事件が多すぎ るかも知れない。しかしながら、ここに留意しなければならぬことは、この小 腕の一日は、今日の印度の一日であるといふことである。雨か、嵐かとも かく印度の夜は明けかかつてゐるのである。 原書は『ペンギン叢書』の一冊として刊行されてゐるもので、文章の調子か ら列じても、アナンドは最初からこの小説を英文で書いたものらしく思はれ無理な言葉を行使してゐるやうに思はれるところもあった。翻譯は、譯者の感 と者の感銘とがぴたりと一致すべきものであると考へる私は、原作の眞價 をこわさぬ程度に日本語化したつもりである。その點、原作者への手簡で、 私は十分謝罪して置いた。 そこに原書の見開きに、ごくかんたんなアナンドの傳記が附記してあるから、 そのままを移して讀者への手引としたい。 その他 る。ところどころ意味の晦な節もあるし、印度人らしい表現もあり、可なり 初版、カバー、経年によるヤケあるがほぼ良好です。

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