小林清親、明治13年、32.6cmx22cm
版上署名入。トリミングにより刊記・版元情報欠
トリミング、経年によるヤケ・シミ、
マージン部左上部に小破れ、左端の数箇所にピンホールが有ります。
●絵師:小林清親(こばやし きよちか)
生没年:弘化4年(1847)―大正4年(1915)
明治時代を代表する版画家・浮世絵師。
月岡芳年、豊原国周と並び、明治浮世絵界三傑の一人として知られる存在。
「最後の浮世絵師」「明治の広重」と称されることも多い。
慶応4年の鳥羽・伏見の戦いおよび上野戦争に、幕府軍の一員として参加した経歴を持つ武士出身の絵師。
西洋画をチャールズ・ワーグマンに、日本画を河鍋暁斎・柴田是真・淡島椿岳に、写真技術を下岡蓮杖に学んだ。
大黒屋(四代目・松木平吉)版による「東京江戸橋之真景」「東京五代橋之一 両国真景」にて洋風木版画としてデビュー。
その後、『東京名所図』と総称される風景版画シリーズ全95種を刊行。
西洋絵画の光と陰影の表現を浮世絵に導入した風景版画は、「光線画」と呼ばれ、高い評価を得た。
両国大火以降は、雑誌『團團珍聞』などにおいて、「清親ポンチ」と称される戯画・風刺画を制作。
●橋場の夕暮
隅田川下流・橋場付近の夕暮れを描いた風景木版画。
広く取られた空と水面、静かに進む小舟、対岸の樹木と家屋による穏やかな構成。
曇天の空に淡く現れる虹の表現が特徴的で、派手さを抑えた叙情性の高い光線画作品です。
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