渋沢竜彦 著、福武書店、136p、16cm
初版1刷、送料込、書込ナシ、線引ナシ、カバー
表題作「エピクロスの肋骨」は、サナトリウムを脱走した詩人が体験する奇妙な出来事を描いた幻想譚。肺結核を患う詩人が、現実と夢の境界を彷徨いながら、死とエロス、芸術への憧憬といったテーマを織り交ぜた物語が展開されます。
他の収録作「撲滅の賦」では、画家の恋人が選んだ金魚に嫉妬する青年の妄執が描かれ、歪んだ愛情とエロティシズムが妖しく立ち昇ります。「錬金術的コント」は、錬金術を操る奇妙な人物たちの織りなす、寓話的な小品です。
全体を通して、澁澤龍彦ならではの、死の影とエロスの香りが漂う独特な美意識が堪能できるでしょう。初期作品ながら、後の澁澤文学に通じる要素が随所に散りばめられており、彼の文学世界への入門としても最適な一冊です。
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