坂本勉 著、慶應義塾大学出版会、2015年4月、388p、22cm
初版 カバー 帯付 カバーヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ウアヶ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
非ムスリム商人、イラン商人、ヨーロッパ商人らによる
綿製品、絹、タバコ、ペルシア絨毯の流通から明らかにする
強固で自律的なネットワークの持続と変容
近代以降にイスタンブルを中心に形成され、イランにまで広がった大規模な交易圏。本書はこの地域を主題に、国境を越えた経済圏の問題を考察する。非ムスリム商人、イラン商人、そして新たに参入してきたヨーロッパ商人たちの移動、交易と拮抗の実態、そして綿製品、絹、タバコ、ペルシア絨毯などの商品流通の自律性を明らかにし、ヨーロッパの資本主義経済の影響にさらされた交易圏が、自らを再編成しながら今日まで力強く生き延びた理由を比較関係史の観点から解き明かす。