林検治、私家版、昭和60年、23p/66p(基督再臨説を排す)、21cm
冊子。表紙ヤケ。小口ヤケ。
内村鑑三と冨永徳磨 :主として基督再臨論争について(23p)
大正8年警醒社刊、富永徳磨「基督再臨説を排す」(66p)
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はじめに
本年四月十三日は、恩師冨永徳磨先生が召天されて、早くも満五十五年を迎えることとなっ
た。先生は一八七五年十月十九日、この世に生を享けられて、一九三〇年召天され、そして五
十五年を経過した。
一九五五年(召天二十五年)には「冨永徳磨記念文集」 一九六〇年(召天三十年)には、「
冨永徳磨先生三十年記念録」一九七〇年には、召天四十年を記念して「キリストの新精神日
本と世界」を新教出版社より発刊、一九八〇年 (召天五十年)には、説教集「天よりの火」を
刊行、鵜沼裕子先生の序に代えて「冨永徳磨の人と思想」の貴重な文献を掲載させて頂きまし
た。が、本年召天満五十五年の節目に当り、何か後日に残る事業を企画すべきであった。が、
私自身九十二歳であり、他の冨永会同志も、高齢且っ人員も寡少となるなど、思うに委せず、
思案の末、私の独断で、この小冊子「内村鑑三と冨永徳磨」 主として基督再臨論争につい
てーを編み、特に内村と冨永との徹底的撃突となった、基督再臨問題に関し、ことの重大性
に鑑み、冨永先生が警醒社より出版された「基督再臨説を排す」をそのまま謄写して付録とす
ることとした。冨永先生を記念せんとせらるる諸兄姉に対し、心よりご諒恕を乞う次第であり
ます。
なお、この冊子に抄録させて頂いた「内村鑑三」(岩波新書)著者鈴木範久氏、教文館発行
「内村鑑三日記書簡全集」「冨永徳磨の人と思想」鵜沼裕子先生に口絵を拝借した筑
摩書房に対し、深謝いたします。
一九八五 (昭和六十年) 三月
編者 林検治
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