レジス・メサック全集全3巻(揃) 「滅びの島」「窒息者の都市」「半球の弔旗」 <レジス・メサック全集>
滅びの島 <レジス・メサック全集> <SF作品> <レジス・メサック全集> ある医学調査団が南米チリ沖合で世にも奇怪な島を発見する。岩山だらけの未踏の島には不可解な姿をし、奇妙な習俗をもつ人類が生存していた。彼らは忘れ去られた人類か、人類のはての姿かあるいは獣なのか?、醜悪と暴力と近親相姦にまみれた社会を営んでいた。侏儒で、言語を失ない、異常性欲と貧食を呈するクレチン病患者そっくり。一体陰温なシマホ風土のせいか、公害=環境汚染がもたらした結果なのか、調査団は次第に彼らと同じ姿へ繁忙してゆく・・・・・・。今直面した人類の未来を1930年代に予言したメサックの黙示録 日本の読者がもし彼の名前を射臆しているとしたら、ポー研究の参考文献に登場する彼の名前によってだろう。1943年ナチスに検挙されて、いつどこで死亡したか不明である。この全集が彼と人類の墓石にならざらんことを!