田村志津枝、2025年1月
四六版並製・360P
【内容紹介】
映画誕生の年に始まった日本の台湾統治。
武器として、娯楽として、そして抵抗の手段として。
映画は植民地台湾でどのように利用され、人々は何を思ったのか?
1895年、日本は台湾を領有し植民地統治を始めた。それと同じ年に、この世に映画が誕生した。動く絵は人々を魅了し、映画はたちまち世界中に普及していった。一方で、台湾を平定しようとした日本軍は、台湾の人々の激しい抵抗に遭っていた。それで日本は武器を使って彼らを弾圧し、強硬な反日勢力を残虐なやり方で殲滅した。そのときの武器のひとつが映画であった。
しかしながら映画は、おとなしく支配者の手に収まってなどいなかった。宣撫、懐柔、啓蒙の手段として使われた映画は、被支配者側の自己主張や鼓舞にも使われ、人々を活気づかせていく。
その有様を、私が台湾や日本で出会った多くの有名無名の人々から聞き取ったのが本書だ。植民地というものが、そこで暮らす人々の心や生活に何をもたらすかを、映画や芸能を軸に描き出そうと試みた。
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