Marcia B.Hall、Cambridge University Press、1994、274p・・・
『Color and Meaning:Practice and Theory in Renaissance Painting』
(色と意味:ルネサンスの実践と理論)
ルネサンス期の絵画における色彩の重要性とその技法についての考察がまとめられた本です。
ルネサンス期の主要な作品を、伝統的な美術史研究と科学的な分析手法を組み合わせた新しいアプローチで詳細に分析し、色彩理論がいかに実践されてきたかが豊富な図版とテキストで解説されています。
「近年、特にシスティーナ礼拝堂の大規模な修復作業が行われたことで、絵画体験における色彩の重要性が注目されるようになりました。しかし、それまでは美術史家によって軽視されてきました。本書の著者であるホール氏は、芸術作品は芸術家の手と精神の両方の産物として捉えられたときにのみ、真に理解されることができると考えています。
本書では、当時の理論的著作や図像分析などの伝統的な資料に加え、修復研究所での科学的発見も活用しています。これらの科学的発見は、第二次世界大戦以降に収集された新しいデータであり、美術史家が技術史を補完するために活用し始めたばかりのものです。しかし、本書は単なる技術史ではなく、伝統的な文化史アプローチとこの新しい素材を統合しています。
ジョットからティントレットまでの20点の主要なルネサンス絵画を分析し、色彩と技法がどのように作品の持つ意味に貢献しているかを明らかにすることを試みています。つまり、ルネサンス絵画を、物理的な物体としてだけでなく、文化史の記念碑としても捉えた初めての近代的な考察を提供しています。」
(内容紹介より翻訳)
表紙スレ、少キズ、フチ角少ヨレ 小口少汚れ、少キズ 本文状態良好
Cambridge University Press|1994|28×21.8cm|274p|ペーパーバック |カラー|英語
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