海の見える杜美術館 編、ロータスプラン、2018年10月、140p、30cm
新品未使用。展覧会図録 資料集
知られざる京都画壇の巨匠、西山翠嶂の代表作と共に、力作の面影を今に伝える作品原寸大の画稿(大下絵)を紹介した展覧会の図録
西山翠嶂 -知られざる京都画壇の巨匠-
2018年10月27日(土) 〜 2019年1月14日(月・祝) 海の見える杜美術館
日本画家 西山翠嶂(にしやますいしょう)は、京都に生まれ、竹内栖鳳に師事し絵画を学びました。
文展・帝展などの官展を舞台に活躍し、京都の日本画家としては栖鳳、上村松園に次いで三人目の文化勲章受章者となりました。明治期後半から戦後にかけての京都日本画壇において最も重きをなした画家といえるでしょう。
このたびの展覧会は、海の見える杜美術館の所蔵する作品と資料を中心に、現存する代表作を加え、可能な限り彼の画業を見渡そうとする初めての試みです。
特に、初公開となる、現在は本画を見ることのできない代表作品の大下絵(原寸大の草稿)の展示にご注目ください。
師の栖鳳から受け継いだ確かな筆技、写生の技術に加え、翠嶂自身が開拓した洗練されつつも情感豊かな画風と、花鳥や人物、風景などの多様な画題をお楽しみください。
目次
図版
第1章 官展を中心とした展覧会での活躍 若手画家から画壇の重鎮へ
第2章 継承と展開 栖鳳からの影響と画風の形成
第3章 翠嶂をめぐる人々 竹杖会と青甲社
論文
西山翠嶂の芸術 原田平作
西山翠嶂と古画学習 楳嶺から栖鳳、翠嶂へ 森光彦
西山翠嶂の画業に関する一考察 森下麻衣子
参考資料
下絵・スケッチ資料
西山翠嶂現存作品
官展出品作品
落款・印章
資料紹介 海の見える杜美術館所蔵 西山翠嶂宛書簡 森下麻衣子
主要参考文献
西山翠嶂年表
出品目録
納入までに3週間ほどかかります。