中塚 武監修 伊藤啓介・田村憲美・水野章二編、臨川書店、2020、354p、A5判
<主要目次>
第1部 中世の環境と景観
第1章 中世における気候変動の概観(中塚 武)
第2章 古代・中世の景観変化と気候変動―東京湾東岸における沖積平野の変遷を中心に―(笹生 衛)
第2部 災害・飢饉への対応
第3章 一〇世紀を中心とする気候変動と中世成立期の社会―降水量変動と国家的祈雨儀礼をめぐる覚書―(田村憲美)
第4章 一〇~一二世紀の農業災害と中世社会の形成(水野章二)
第5章 「大飢饉」のない一四世紀―一三世紀の社会の変化と飢饉への対応―(伊藤啓介)
第6章 中世の風害と気候変動(水野章二)
第3部 荘園制とのかかわり
第7章 一〇~一二世紀の気候変動と中世荘園制の形成(田村憲美)
第8章 一〇世紀末~一一世紀の気候変動と荘園の認定(高木徳郎)
第9章 一四~一五世紀における荘園の農業生産の変動―播磨国矢野荘を中心に―(伊藤俊一)
第10章 東寺領山城国上久世荘の自然災害―古気候データと史料の検討から―(土山祐之)
付表(高木徳郎)