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史料纂集古記録編216 花月日記4

八木書店

¥18,700

  • 著者 岡嶌偉久子・山根陸宏校訂
  • 出版社 八木書店
  • 刊行年 2023年
  • ページ数 328頁
  • サイズ A5判
  • 冊数 1冊
  • ISBN 9784840652162
  • 解説 【新刊書の定価販売です】※発送まで1~3営業日お時間いただきます

    「寛政の改革」を断行した老中松平定信の晩年の日記初の全文翻刻!
    【内容説明】
    江戸幕府老中、松平定信(1758~1829)の晩年の日記。
     「寛政の改革」を断行した松平定信が白河藩主致仕の日(文化9年4月6日 55歳)を以て起筆、以後、逝去前年の文政11年末まで書き続けた17年間の日次記がこの『花月日記』である。
     退隠後は、住居を江戸築地の藩邸下屋敷「浴恩園」に移し、自ら「楽翁」また「花月翁」と称した。優雅な擬古文でつづられた当『花月日記』の記述の多くは、約2万坪の大庭園「浴恩園」での、四季の花々を愛で、月を賞し、心知れる友と語らう、風流清雅な日々の記といってよい。文中には、その時々に数多の和歌が詠み込まれ、さながら歌日記の態をなしている。定信生前に歌集として版行されたのは『三草集』930余首のみであるが、この『花月日記』に詠み込まれた歌は各年300~400首を超える。
     日記中によく登場する人々は子息や娘たち、近親、またごく親しい友人たちである。記述中には幕政に対する批判は厳に慎んでいる。繰り返されているのは当代の御代の豊かさに対する賛辞と感謝である。しかし、やはりその中には、定信自身の思い、考え、また志といったものも、折々に現れてくる。定信の心情が思われる。
    【所収】文化15年(1818)正月~文政4年(1821)12月
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