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北陸地方における最後の前方後円墳 {朝鮮半島所在の前方後円墳と絡めて} 石川考古学研究会々誌第49号 別刷

ハナ書房

¥1,400

  • 著者 入江文敏
  • 出版社 石川考古学研究会
  • 刊行年 2006-3
  • サイズ 30cm
  • 解説 要旨 北陸地方で最後期に出現 (復活)した前方後円墳がどのような経緯によって築造され、築造を終
    えたのかという課題に応えたものである。 歴代の広域首長墳の中での最後の前方後円墳と、ブロック単
    位 群集墳の盟主墳として出現する小規模前方後円墳を概観し、それぞれの古墳の特色を抽出してその
    意味するところを提示した。 それによれば、広域首長は6世紀前半の磐井の乱を鎮定した大和政権によ
    る全国的秩序体制の再編によって弱体化し、官僚的性格の強いものとして政権の中にとり込まれた。そ
    の結果、古墳時代における政治原理の表象物であった前方後円墳の築造が停止された。
    いっぽう、9期になって地域首長 群集墳の盟主墳として築造された小規模前方後円墳は、それまで
    の前方後円墳とは質(性格) 的に同一と見なすことはできない。 地域首長は、大和政権から配下の有力
    家長層を掌握する任務が与えられ、それと引き換えに前方後円墳の築造が許されたのである。横穴式石
    室の形態や出土遺物の検討からは、 北部九州地方と北陸 (若狭) 地方や全羅南道における小規模前方後
    円墳の出現と終焉の状況が地域を超えて連動していることが読みとれる。
    最後期の前方後円墳は継体擁立勢力下で普遍的に盛行し、 欽明期にいたると築造が停止する。 北陸地
    方の前方後円墳の復活・終焉という現象は、6世紀前半の政治的動向と大きく関わるものである。
    キーワード: 広域首長墳、地域首長墳・群集墳の盟主墳、小規模前方後円墳、大和政権、 北部九州系横
    穴式石室、 全羅南道、 前方後円墳の復活 終焉、 継体期、 欽明期
    状態・良好

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