初瀬・多武峯山麓の民俗 : 祭礼と宮座 : 特別展

￥2,200

• 著者 奈良県立民俗博物館 編
• 出版社 奈良県立民俗博物館
• 刊行年 1998.9
• ページ数 40ｐ
• サイズ 30ｃｍ
• 解説 目次
  (1) 奈良県の祭礼調査 辻本好孝著『和州祭礼記』
  一「祭礼」ということばについて
  二 柳田国男と「和州祭礼記」
  三 辻本好孝について
  (二) 多武峯山麓の祭礼
  祭礼を支えた人々の記録―秋の祭礼と
  正月の修正会の存在
  おな
  二 多武峯山麓における祭礼―お仮屋と大
  汝詣り
  三修正会(オコナイ)の存在すること
  四 多武峯談山神社と山麓の村々
  (三) 初瀬郷・長谷寺周辺の祭礼
  一 滝倉・芹井のオコナイと長谷寺
  二 長谷寺の修正会と上ノ郷下ノ郷・南ノ郷と
  の関係(三社権現の祭礼)
  三年喜天満神社と長谷寺
  (四) 祭礼を支える組織の歴史
  一宮座の変遷―「宮座」という用語
  神道思想の存在と村落の祭礼とかわり
  
  奈良盆地の東南部の初瀬・多武峯山麓の農村は、古くから長
  ちながら、郷土文化を形成してきている。 奈良県の農山村の持
  ような大寺院・大神社と民衆とで作り上げた文化とみることが
  心として行われる祭礼もその一例である。今回の展覧会ではこの
  で培ってきた祭礼にかかわる資料を紹介することにした。郷土に
  祭礼は今日簡略化し、衰退しその特色は失ないつつある。しか
  素朴な祭礼の中に、見なおしてみるものがまだまだ存在しているように思われる。郷土の
  生活文化を知る上に欠かせないこのような資料の収集、保存の一環として今
  後も情報を教えていただきたい。
  本展の開催にあたり多数の方々のご協力を賜わりました。関係各位に心から厚くお礼申し上げます。
  平成十年九月
  奈良県立民俗博物館
  状態：良好