羞恥心の文化史 : 腰布からビキニまで　　Das Feigenblatt : Eine Kulturgeschite des Schamgefühls.

￥1,200

• 著者 ヘルマン・シュライバー著 ; 関楠生訳
• 出版社 河出書房新社
• 刊行年 1973-3
• ページ数 198p, 図版 [8] p
• サイズ 19ｃｍ
• 解説 羞恥心の文化史/目次
  腰布にまつわる伝説
  人類はなぜ衣服を着たのか/衣服の起源=装飾説/
  衣服の起源=保護説/気象条件が生んだ衣服/裸を
  恥ずかしがらない人びと
  
  I―神々の〝羞恥〟
  衣服はじゃまもの装飾は楽しみ/同じ衣服を着るく
  らいなら……/妻の着物、下女の着物/〝裸"に抵
  抗を感じたユダヤ人/キトンと腿出し女たち/オデ
  ュッセウスの水浴/母親の裸を見ると目がつぶれる
  /恥ずべきは、軽蔑すべき行動/アゲシラオスの捕
  虜/英雄パルソンデスの話/海からあがるアフロデ
  テ/アリスタイネトスの手紙/姦通もまた恥辱/
  ソロンの娼家/笛吹きの女楽師と踊り子/アルキプ
  ロンの手紙/闇につつまれた羞恥/結婚の仲介者と
  しての闇
  
  I露出と羞恥のはざま
  ローマとローマ人が衣服を決めた?/腰布、トガ、
  トゥニカ/トガ、ストーラ、パラ/古代ローマ
  の民衆劇の卑猥さ/大闘技場での破廉恥な見せ物/
  公然と死に、公然と殺す剣闘士/色情狂の肖像=ビ
  ザンチンのテオドラ/衣服に執着する俗物は追放さ
  れる/カンダウレスとその妻の寝室/その後のニュ
  シアたち/露出と羞恥の境界線/女奴隷のストリッ
  プティーズ/自家製のイーリアス、オデュッセイア
  /性的に、所有者の意のままにされた奴隷たち/権
  威ある道徳回復者の"道徳" /エロスを悪徳に変身
  させた・・・・・・/裸身をさらされる女キリスト教徒羞
  恥心は、神殿の番人・祭司/哲学者クレメンスの苦
  情/キュプリアヌスの叫び/肉体の追放からズボン
  の登場へ/飾りたてられた股袋/デコルテ=追放さ
  れた自然への回り道
  
  W窃視と取り澄ましの戦い
  教会の監視の中で、裸の赤煉瓦ちらちら/窃視と露
  出の交錯=ダンスに怒る/裸で寝る/裸で風呂屋へ
  駆けつける/女神の習慣が重んじられるバーデンの
  温泉/ポッジョが見たものは奇跡なのか/窃視と取
  り澄ましの戦い/フォンテーヌブローの裸像/宮廷
  生活の羞恥心からの解放" /文学的ヌードを包む
  優雅なヴェール/
  その他
  初版、カバー薄ヤケ