[仮題]　四日市築港計画設計図　

北尾春道、洪洋社　第4版、昭12、片面印刷60枚、A4変・枡形判　函、1冊

巻頭言で「新日本の住宅構想に資する」と謳う近代数寄屋建築写真図面集。
序文によると実例写真には根津嘉一郎・益田孝・前山久吉・川喜田久太夫・鏑木清方・森岡別邸・吉住小三郎・吉住小三藏・稀音家六四郎・砂川小次郎・太田照藏・關谷彌兵衛の数寄屋住宅が使用されたという。

本文には経年少ヤケ有り。見返には個人蔵印と個人小印、裏見返には折皺有り。函には経年疵・剥し跡・クスミ有り。

下郷市造、斗南書院、昭12、422p＋口絵27p、B6判　函、1冊

「我々の生活における文化性、明朗性、合理性の要求から、将又近代戦の惨禍を最小限に阻止し安全性を加へるために、全生活様式、建築様式を徐々に之に適応せしめねばならぬとの考へ方からアパートメント・ハウスの発展を、経営を、また今後事業としての有理性を強調してゐるものである」（はしがきより）
「上梓に当り、石本喜久治、村野藤吾、山本茂三郎三氏の御指導に謝意を表しつつ筆を擱く」（同上）

本文は「時代の声」「アパートメント・ハウスとは」「欧米のアパートメント・ハウス」「日本に於けるアパートメント・ハウスの発生」「数字の上から見たアパートメント・ハウス」「「足でみたアパートメント・ハウス」「アパートメント・ハウスの採算」「来るべきアパートメント・ハウスの諸設備」「結論（私の意見、私の計画」「関係諸法規類」の全11章から成る。
巻末109pには「全国アパート一覧表」所収。口絵には「野々宮アパート」「お茶の水文化アパート」を始めとする内外アパート写真、模範アパート平面図、「東京市営石場共同住宅」の正面図及平面図を所載する。

本文には経年薄ヤケ、表紙には極僅かな経年擦れ有り。小口と函には経年少ヤケ有り。

刀禰館正雄編、朝日新聞社、昭5、202p＋折込図版5枚、B6判　カバー、1冊

建築学会選択の講師陣による講演会速記録。

「建築衛生と家相（佐藤功一）」「鉄筋コンクリートの住宅（内田祥三）」「郊外住宅（久留弘文）」「室内装飾と家具（岸田日出刀）」「住宅の庭園（田村剛）」「便所改良の問題（大澤一郎）」の全7編所収。附録「下水及便所に関する法規」共。

本文には経年少ヤケ及び僅ツカレ有り。カバーには経年擦れ疵・少ヤケ・微シミ有り。

中村音羽編、(住宅と庭園社内)中村鎭遺稿刊行会　非売品、昭11、序文等20p＋口絵44p＋402p、･･･

本邦鉄筋コンクリート技術の先駆者で建築芸術派の論客でもあった建築家・中村鎭（なかむら・まもる）追悼作品集。
早大建築科恩師・佐藤功一の序文と弔辞に始まり、略歴・制作年表・作品集（口絵）・評論・建築批評・研究・講演・雑記までを所収する。

本文には経年薄ヤケ、表紙にはヤケ退色有り。函には経年ヤケ及び少疵有り。

中村琢治郎編、(日本建築士会内)故高松政雄君記念事業会　非売、昭10、374p＋図版、B5判　函、1･･･

建築家・高松政雄追悼記念誌。

論文80余篇・作品21件・追憶（曾禰達蔵・長野宇平治・櫻井小太郎・中村順平・蔵田周忠・木子七郎・波江梯夫・置塩章・安井武雄他）から成る。

本文には経年薄ヤケ、表紙にはヤケ退色有り。函には経年ヤケ及び少シミ有り。

社団法人工学会／社団法人啓明会、工学会明治工業史発行所　改版、昭5、755p＋口絵写真141図　正誤･･･

本文には経年薄ヤケ、表紙革装には僅かな擦れ有り。函には経年クスミ及び擦れ疵有り。

社団法人日本工学会／社団法人啓明会、日本工学会明治工業史発行所、昭6、計735p、B5判　函、1冊

本文には経年薄ヤケ有り。函には僅かな擦れと薄クスミ有り。

籬島軒秋里、積玉圃・柳原喜兵衛、各22丁、和装　半、2冊

刊年不明。原刊は文政丁亥10年。坤巻巻尾には大阪・河内屋太助の出版広告所載。

何れも本文には経年薄ヤケ、表紙（題簽付き）には擦れ疵及び退色有り。
乾巻の25-26丁は乱丁。坤巻は一部頁のノド部余白に虫喰少有り（本文に影響無し）。