中国の天文暦法
●第一部 中国の天文暦法 1, 漢代の改暦とその思想的背景 (1)前漢の暦法 (2)後漢四分暦の施行 (3)賈逵論暦とその科学的意識(4)後漢の時法 2, 漢代における観測技術と石氏星経の成立 (1) 二十八宿・十二次・度数の成立 (2)石氏星経の年代 (3)石氏 星経の吟味 (4)渾天儀とその構造 (5) インド天文学との相似点 3, 魏晋南北朝の暦法(1)三国時代の暦法(2)晉代の暦法(3)南北朝の暦法 4, 唐宋時代の暦法 (1)隋代の暦法 (2)唐代の暦法 (3)大衍暦とそれ以後の暦法 (4) 五代・宋の暦法 (5) 遼・金の暦法 5,五宋代の星宿 (1)皇祐年間の観測記録 (2) 二十八宿の検討 (3)宋代の星図 (4)皇祐観測からみた星座 6,元明の暦法 (1)元初の暦法 (2)授時暦の撰修 (3)授時暦の特徴 (4)明代の暦論 7,西洋天文学の東漸 (1)崇禎暦書の編纂 (2)時憲暦の頒布 (3) 康熙以降の修暦 (4)地動説の紹介 ●第二部 西方の天文学 1,唐代における西方天文学 (1)七曜と七曜暦 (2) 七曜攘災決について (3) ギリシア占星術と都利聿斯経(4)余論 2,スタイン 敦煌文献中の暦書 3,元明時代のイスラム天文学 (1) イスラム系の天文儀器 (2) イスラムの天文表 (3)日月の位置計算 (4) 日月食の計算 (5)五星の位置計算 (6) 星表の検討 4,クーシャールの占星書 5,イスラムの天文台と観測器械 (1) イスラムの天文台 (2) マラガ天文台 (3) サマルカンド天文台 (4)デリー天文台 ●第三部 天文計算法 1,暦の計算 (1)太陰太陽暦の概略 (2)殷代の暦 (3)バビロンにおける置閏法 (4)二十四節気と置閏法 (5) 置閏法の確立 (6)暦計 算法の発達 (7) 暦元と積年 (8)八消長法について (9) 冬 夏至の測定2, 座標系とその変換(1)天体の位置表示 (2)中国の黄道座標系 (3) 黄赤道の関係 (4)黄白道の関係 (5)授時暦の計算法3,太陽と月の運動 (1)太陽運動の不等 (2)月の運動の不等 (3) 経朔望より定朔望の計算 (4) 補間法による計算 (5) 相減相乗法と平立定三差法 4,日月食の計算
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著者
籔内清
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出版社
平凡社
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刊行年
昭48
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冊数
1
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解説
函スレよごれ A5 上製本 345頁+索引 表紙シミ 三方経年シミ
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在庫
在庫切れ(鴨書店)