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兵庫津 兵庫津遺跡発掘調査概報

ハナ書房

¥1,600

  • 著者 文化財調査室 編
  • 出版社 大手前女子大学史学研究所
  • 刊行年 1993.4
  • ページ数 32p
  • サイズ 26cm
  • 状態 中古品
  • 解説 はしがき
    神戸市兵庫区の海岸に面する一帯は、昭和20年7月の大空襲によって消失するまで、古
    と港町としての景観を残していました。
    兵庫の歴史は古代にさかのぼり、行基による大輪田泊の構築、平清盛の絆ヶ島の
    築造など、多くの史話が伝えられています。中世にあっては、寺社・権門の勢力が及び、
    とくに「兵庫北関入般納帳」は、兵庫津の繁栄の状況を物語る史料として知られています。
    中世から近世にかけて、時には対外貿易の、時には国内貿易の拠点として発展し、幕末
    におけるアメリカをはじめとする通商条約の締結を皮切りに、諸外国に向けての開港場と
    なり、港都神戸市の基礎となったことはいうまでもありません。
    神戸市教育委員会は、こうした歴史的背景をもつ兵庫区の海岸に臨む一帯に、地下遺構
    の存在が予想されることから、広い範囲にわたって“兵庫津”と名づけ、周知の遺跡とき
    たという話も伝わっていて、 全域にわたって地下に遺構の存在していることが予想されま
    れています。 明治9年(1876)に完成した兵庫運河の開さくに際して遺物が大量に出土し
    すが、“兵庫津” を対象とする考古学的調査と研究は、まだ本格的に行なわれていません。
    昭和63年、兵庫区御崎本町1丁目で、1万m² 余の敷地の中に高層共同住宅を建設する計
    画があり、 神戸市教育委員会が試掘調査を実施されたところ、 一部で遺構と遺物の存在が
    認められ、この部分約1200mについては、全面にわたる発掘調査が必要となりました。こ
    の発掘調査は、工事施工者である (株)長谷川工務店の委託を受け、大手前女子学園内に
    兵庫津遺跡調査会をつくり、兵庫県および神戸市教育委員会の指導のもとに、昭和63年4
    月から11月にかけて実施しました。 近代から近世にかけての遺構面が重なり合って存在し、
    その下層から中世の遺構面と、 絵図に見える「須佐の入江」の汀線を検出しました。
    状態:本文良好

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