稗家粹編(増訂本) 古体小説叢刊

￥3,960

• 著者 [明]胡文煥　編　向志柱　点校
• 出版社 中華書局
• 刊行年 2024年01月
• ページ数 506p
• サイズ A5
• ISBN 9787101164992
• 解説 稗家粹编(修订本)古体小说丛刊 中华书局
  
  『稗家粋編』注釈本
  明代の有名な出版家・胡文焕による文言小説選集『稗家粋編』8巻は、明・万暦22（1594）年の文会堂刻本が現存するが、これは天下の孤本であり、各種文学史、小説史、小説書目、研究論著などでもほとんど言及されていない。この『稗家粹編』は、全8巻21部構成で、文言小説146篇を収集している。中でも鬼部、妖怪部、仙部の3部53篇は、全体の3分の1以上を占めている。小説は、2篇が唐代より前のものであることを除き、全て唐から明の小説であり、主に『玄怪録』系、『剪灯』系、『鴛渚志余雪窓談異』をもとにしており、『太平広記』『艷異編』『広艷異編』『古今清談万選』『幽怪詩譚』など類書系小説集からのものも混じっている。ただし、『稗家粋編』は作者の姓名や出典を明記していないため、今回の整理では、ひとつひとつの小説のもともとの掲載、転載および改編状況に説明を加えている。本書は、散逸作品のまとめ、校勘、版本の原形の考察、小説の元ネタの出処や形成時間の再認識という4点においてすぐれており、関連の研究において非常に有益である。
  本書は2010年版（同じく「古體小說叢刊」シリーズ）の修訂本。
  
  明代著名出版家胡文焕选编的文言小说选本《稗家粹编》八卷，现存明万历二十二年(1594)文会堂刻本，为海内孤本，各种文学史、小说史、小说书目以及研究论著鲜有涉及。全书八卷二十一部，共收文言小说一百四十六篇。其中鬼部、妖怪部和仙部三类共五十三篇，占三分之一强。小说除二篇为唐前外，所选都是从唐至明的小说，主要来源于《玄怪录》系列、《剪灯》系列或《鸳渚志余雪窗谈异》，与《太平广记》《艳异编》《广艳异编》《古今清谈万选》《幽怪诗谭》等汇编类小说合集亦多有交集。但《稗家粹编》不题作者姓名和出处，此次整理，将每篇小说的原载、选载和改编情况予以说明。本书一有利于辑佚，二有利于校勘，三有利于考察版本原貌，四有利于小说本事来源和形成时间的重新认识，如《牡丹亭》的蓝本是话本小说《杜丽娘慕色还魂》，已是学界定论，其实早在1598年《牡丹亭》完稿之前的1594年，就有文言小说《杜丽娘记》的存在，为颠覆《杜丽娘慕色还魂》的蓝本地位提供了版本依据。(繁体字縦組)
  
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