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葛城 (観世流稽古用謡本 ; 41ノ3)

ハナ書房

¥1,010

  • 著者 観世左近/訂正著
  • 出版社 檜書店
  • 刊行年 1962-1
  • ページ数 11丁
  • サイズ 23cm
  • 状態 中古品
  • 解説 別名] 雪葛城・大峯葛城。
    作者〕 世阿彌清。
    所 大和國南葛城郡葛城山
    [資材 役行者が葛城の神を呪縛したといふ説話は、日
    本紀文武天皇三年五月の様に、「世傳云、小角能役 使鬼神
    水、若干用命、郎以呪縛」と見え、その外、日
    本競呉紀・今昔物語・源平盛衰記などにも傳へられてゐるが、
    盛記 甘八「役行者事」には、「役行者と申すは小角仙人の事
    なり。俗姓賀茂氏なり。大和國葛上郡茅原の村の所生なり。
    三歳の時より父に後れて、七歳までは母の惠にて成人す。至
    の志からず、佛道修行の思ねんごろなり。五色の兎に隨
    うて葛城山の頂に登る。藤の衣に身を隠し、松の緑に命を
    いで、孔雀明王の法を修行すること卅餘年なり。(中略)大峯・
    葛城を通りて行き給ひけるに、道遠しとて葛城の一言主とい
    神に、二上の獄より神山まで石橋を渡せと宜ひける。顔の
    醜ければとて、蜜はさしも出ですして夜々渡し給ひけるを、
    行者と腹立し、葛にて七遍縛り給ひてけり」とある。
    〔構想〕 出羽黒山の山伏が大和の葛城山に入をして
    降りしきる雪に悩んでゐると、一人の女が来て、彼方の谷陰
    に私のがありますからと云って連れて往き、古歌の話をし
    ながら樹を焚いてもてなしたが、山伏が後夜の勤行を始め
    ようとすると、私に三熱の苦しみがありますから、加持して助
    けて下さいと頼むので、不審に思つてその隣を訊ねると、岩
    橋を架けなかつた咎めで、明王の繫縛に苦しんでゐる身です
    と、自分が葛城の神である事を明かして消失せた。―中入
    そこで山伏が夜もすがら祈つてゐると、戦々たる山の陰から
    葛城の神が現れ来て大和舞を舞つてゐられたが、夜明けが近
    づくと、醜い顔かたちをあからさまにするのを恥ぢて、 岩戸
    の内に隠れてしまふのである。である事の品と、醜い顔
    かたちを恥ぢる女らしさとを一つに融合しようとした曲であ
    る。雪に悩む山伏に示す親切には女らしい思ひ遣りがあり、
    雪の葛城山にた一人の淋しい生活をする女の姿には、如何
    にも葛城の神のがある。
    和装本 状態:ほぼ良好

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