神坂次郎 福富太郎 河田明久 丹尾安典、新潮社、2010年07月
検収印あり
いまだにタブー視されている「戦争画」とは何か。敗戦65年、十五年戦争開戦80周年を前に、様々な意見に触れながら、戦争画の名作といわれるものをじっくり鑑賞し、考え直してみる。
目次
グラフ これが戦争画だ(藤田嗣治―“世界のフジタ”ならではの究極の戦争画!?;小早川秋聲―天覧を拒絶された戦争画;中村研一―戦争記録画家の雄;鶴田吾郎―戦争画への意欲と画家の信念;宮本三郎―戦争の光と影;田村孝之介―まるで映画のような作戦記録画;川端龍子と茨木衫風―海・空一双六曲屏風;輝ける翼、勇まし空中戦―御厨純・小野具定・石川寅治・向井潤吉・小川原脩;描かれた戦争の“幕間”(一)―原精一・安達真太郎・住谷磐根
描かれた戦争の“幕間”(二)―鈴木良三・奈良岡正夫 ほか)
描かれた“十五年戦争”
戦争美術とその時代―一九三一~一九七七
戦争美術の様態