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杜詩雙聲疊韻研究 聯綿語を超えて

中国書店

¥7,840

  • 著者 丸山憲
  • 出版社 研文出版
  • 刊行年 2023年1月
  • ページ数 338p
  • サイズ A5判
  • ISBN 9784876364749
  • 状態 中古品
  • 解説 杜甫の詩には、雙聲疊韻がたくみに使われている。これは事実であるが、雙聲疊韻が詩のなかに使われるのは杜甫に始まるものではなく、杜甫の詩よりはるか昔の詩文のなかにも多くの用例を見いだすことができる。杜甫はこの雙聲疊韻という古くからある修辞に、新たな命を吹き込むことに成功した詩人でもあり、杜甫を経て、雙聲疊韻は新たな詩のことばとして蘇生した。杜甫なかりせば、こうしたことは起こらなかったかもしれない。

    ……杜甫の詩に見られる雙聲疊韻のもろもろの用法は、古典的な用語が本来的に備えている対偶性、韻律性といった諸要素を、それ以外のことばの上にも見いだし、もしくは新たなことばを作りだし、そしてそれらを詩のことばへと昇華させる試みであったということができよう。

    ……卑近で散文的なことばであっても、聲母や韻母が近似した二字語であれば、対偶性と韻律性の助けを借りることで、雙聲疊韻に準ずるものとなしうることに、杜甫はどこかで気づいたのである。      (本書 緒論より)

    目次

    緒 論
    第一章 「艱難昧生理、飄泊到如今」―杜詩雙聲疊韻研究対小考―
    第二章 応用された『文選』の理―杜詩雙聲畳韻研究対新考―
    第三章 雙聲疊韻対の理論と実際―唐詩対偶論の一環として―
    第四章 杜甫の五古紀行詩における雙聲疊韻の配列について―謝霊運の遊覧・行旅の詩と比較しつつ―
    第五章 杜甫の七言古詩における雙聲疊韻の配列について―鮑照「擬行路難十八首」と比較しつつ―
    餘説:「虚無」考―疊韻の詩語として
    第六章 周春と「乾嘉の學」―銭大听・盧文弨との交遊・論争を接点として―
    第七章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』成立の経緯 および諸術語の定義(精度編)
    第八章 周春による杜詩雙聲語の判定基準について―慧琳音を参考に―
    第九章 周春による杜詩疊韻語の判定基準について―慧琳音を参考に―
    第十章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』における諸術語の定義(頻度編)
    あとがきに代えて/初出一覧/雙聲疊韻索引

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