Das europäische Volksmärchen: Form und Wesen（『ヨーロッパの民話 ― 形態と本質』）

￥700

• 著者 Max Lüthi（マックス・リューティ）
• 出版社 DALP-Taschenbücher
• 刊行年 1968年
• ページ数 135ページ
• 解説 ドイツ語。研究室の印やラベル等がある。ページの角の余白部分が少しちぎれているページがある。線引きあり。この本は、ヨーロッパの民話（特にグリム童話など）の構造的・様式的分析を試みた、民話研究の古典的名著です。
  
  マックス・リューティは、以下のような視点から民話を分析します：
  • 平坦性（Flächenhaftigkeit）：心理的・内面的深みよりも行動や出来事が強調される。
  • 一元性（Eindimensionalität）：現実世界と超自然的世界の区別がない（魔法も自然なこととして語られる）。
  • 抽象性（Abstraktheit）：具体的描写が避けられ、類型的なキャラクターや道具（王子・森・鍵など）が使われる。
  • 孤立性（Isolierung）：登場人物が家族や社会の文脈から切り離され、独立して行動する。
  • 反復性（Reihenstruktur）：3回繰り返される構造や試練など。