深瀬基寛 著、養徳社、昭和25年6月、188p、19cm
再版 カバー付 カバー背少焼け 本体三方経年ヤケ 線引き無し書き込み無し 保存状態良好です。
●深瀬 基寛(ふかせ もとひろ、1895年10月12日 - 1966年8月21日)は、日本の英文学者、翻訳家。京都大学名誉教授。
高知県吾川郡春野町(現高知市)生まれ。1916年第三高等学校卒、1919年東京帝国大学卒。1920年京都帝国大学大学院入学、中学校教諭ののち、1922年松江高等学校教授、1925年三高講師、1927年教授、49年京大教養部教授、1958年10月定年退官、名誉教授、南山大学教授。1966年大手前女子大学教授。没後従三位贈位勲三等瑞宝章受勲。
マシュー・アーノルドやT・S・エリオットの紹介、研究に努めた。1955年、『エリオット』で第6回読売文学賞受賞。若いころ湯浅芳子に恋していたことが瀬戸内寂聴『孤高の人』に書かれている。
共通感覚について
コモンセンスという外来語に「共通感覚」という訳語を提案したのは深瀬である、と中村雄二郎が『術語集』(岩波文庫)「コモンセンス」の項で述べている[1]。
著書
※は電子書籍も刊
単著
『ティ・エス・エリオット』(研究社) 1937
『現代英文学の課題』(弘文堂) 1939
『エリオットの芸術論 方法から体系へ』(比叡書房) 1949
『人はみな草のごとく 評論集』(養徳社) 1950
『現代の英文学』(弘文堂) 1951
『エリオットの詩学』創元文庫 1952、角川文庫 1957
『エリオット 鑑賞世界名詩選』(筑摩書房) 1954/筑摩叢書 1968
『批評の建設のために』(南雲堂) 1956
『日本の沙漠のなかに』(筑摩書房) 1957/講談社文芸文庫 2013
『童心集』(中外書房) 1958
『現代の詩心』(筑摩書房) 1958
『乳のみ人形 随筆集』(筑摩書房) 1960
『深瀬基寛集』全2巻(唐木順三編、筑摩書房) 1968 - 1巻は英文学、2巻は随想集
共編