文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

逃亡派 (エクス・リブリス)

中国書店

¥3,630

  • 著者 オルガ・トカルチュク(著), 小椋 彩(訳)
  • 出版社 白水社
  • 刊行年 2014年02月
  • ページ数 416p
  • サイズ 46判
  • ISBN 9784560090329
  • 状態 新品
  • 解説 わたし/人体/世界へ向かって──116の〈旅〉のエピソードが編み上げる、探求と発見のめくるめく物語

    前作『昼の家、夜の家』が日本でも好評を得たポーランドの人気作家による新たな代表作。現代の〈紀行文学〉として本国で高く評価され、二〇〇八年、ポーランドでもっとも権威ある文学賞《ニケ賞》を受賞した。
    本書には、形態も目的地もさまざまな「旅」が登場し、架空の、あるいは歴史への旅に読者を誘う。タイトルの「逃亡派」とは、ロシア正教のあるセクト、もしくはその信者を指す。本書の執筆中、モスクワ旅行の機会を得た作家は、同行した宗教学者の話からこのセクトの存在を知る。放浪を唯一の正しい生き方とする彼らの教えに共鳴し、これこそが作品のコンセプトを象徴すると考えた彼女は、すぐにタイトルに決めたという。
    エッセイ風の一人称の語りと交じり合うようにして、時代も人物もさまざまな三人称の物語が、断片的に、あるいは交互に綴られていく。詩的イメージに満ちためくるめくエピソードの連鎖に、読者はまったく新しい「旅」を体験するだろう。

    「ブラウ博士の旅1・2」:人体の神秘に魅せられ、解剖標本の保存を研究するブラウ博士は、学会へ向かう途中、著名な解剖学者の未亡人から招待を受ける。亡き教授の仕事部屋には、驚くべき標本が残されていた。

    「切断された脚への手紙」:若き日に出会ったスピノザを師と仰ぐフィリップ・フェルヘイエンは、ふとした怪我がもとで左脚を失っていた。優れた解剖学者となった彼は、あるとき、ないはずの脚に痛みを覚えるようになる。

    「逃亡派」:アンヌシュカは、難病の息子を抱えてモスクワに暮らしている。週に一度の外出で教会から帰る途中、地下鉄の出口で、たえず足ぶみしながら何かをつぶやく、奇妙ないでたちの女に出会う。

    「ショパンの心臓」:パリで没した作曲家ショパンは、自分の心臓を愛する祖国に埋葬してほしいと遺言を残した。姉ルドヴィカは、独立の気運が高まるポーランドへ向けて、弟の心臓を携え、冬の平原を馬車で渡っていく。

    納入までに3週間ほどかかります。

クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求

かごに入れる
気になる本に追加
印刷

店舗情報

〒812-0035
福岡県福岡市博多区中呉服町5-23 
TEL:092-271-3767
FAX:092-272-2946

福岡県公安委員会許可 第17894号
書籍商 中国書店

新着書籍

おすすめの書籍

書籍の購入について

支払方法等:

クレジットのお客様は金額確定メールよりクレジットのご決済お願い致します。
決済後の発送となります。
お振込のお客様は代金前払いで、郵便振替か銀行振込でお支払い下さい。
*領収書ご必要な方は基本的に前金にてお願いしています。
*送金の際の送金手数料はお客様にご負担戴きます。

商品引渡し方法:

お振込みの方は代金の振込が確認でき次第、商品の発送となります。

クレジット決済の方には、在庫確認の上、弊店より送料込みの決済の金額確定メールを返信いたします。
それから決済して頂いた後に、本を発送いたします。

返品について:

落丁等、書籍に欠陥がある場合を除いて、原則としてお受けいたしません。
ご不明な点がございましたら、御問合せください。

他特記事項:

《送料についてのお知らせ》
〇A4サイズ以下(重量3kgまで)は「ゆうメール」or「ゆうパケット」での発送
厚さ2cmまでは250円、厚さ3cmまでは300円

〇上記を超えて「レターパックプラス」で送れるものは600円

〇レターパックプラスで送れない場合は、「ゆうパック」か「宅配便(西濃運輸)」になります。
 [1個につき]
 九州 1,210円
 四国・中国・近畿 1,430円
 北陸・東海 1,650円
 関東・信越 1,870円
 東北・北海道 2,100円
 沖縄 1,650円
 (島嶼部は別料金となります。)

海外への発送は、実費+手数料10%をいただきます。

また重さや発送個数に応じて送料が別途追加となる場合があります。

以上の点ご了承ください。

書籍の買い取りについて

-