台湾日日新報社主筆・田原禎次郎（天南）発　絵葉書3通　台北・菅沼寛蔵宛

刊行年明41,44
サイズ何れも写真絵葉書
冊数 3枚
状態中古品（並）
解説当時は台湾日日新報社主筆、後に京津日日新聞社を創設するジャーナリスト・田原禎次郎(天南)の絵葉書書簡3通。それぞれ香港・ベルリン・大連の地から、台北の菅沼寛蔵宛てに郵送されたもの。

受取人の菅沼寛蔵は山形県出身で法政大学明治37年卒の弁護士兼金融業者。大正中期の台湾林本源製糖買収事件に鈴木商店側弁護士として関与。宮川次郎著『新台湾の人々』(大15・拓殖通信社)では「辯護士と、實業家と、黒幕師との間を行く(略)林糖事件で産を成し、今は東京で脂下て居る」と評されている。大正10年度の『荘内館報告・第25回』に「今回事務所を上海に設け専ら同地に於て事業を経営することにせられたり」とあり、此の時期に上海へ進出したと思われる。世田谷区に居を構えて事業を継続し、「花園都市」を謳った別府観海寺土地株式会社の内紛～清算時には同社監査役を務めている。

以下3通一括。何れも住所面には切手及び消印、ペン書きの宛書と通信文が記入されている。

●1通目は「41.11.15」消印の「香港松原旅館・田原禎次郎」発。モノクロ写真絵葉書「Peak Hotel and the Tramway Station Hongkong」(ピークトラム頂上終点駅とピークホテル全景)を使用。香港到着の報告に続けて「ボイコットは中々の勢に有之香港政府は戒厳令を敷き…」等と認めている。経年ヤケ及び少ツカレ有り。

●2通目は「明治四十四年一月元旦」付けの「伯林・田原禎次郎」発。彩色写真絵葉書「Denkmal Friedrichs des Grossen」を使用し、新年挨拶と短文通信を認めたもの。全体に経年ヤケ及び少ツカレ疵、絵柄面には縁剥離疵有り。

●3通目は「44.12.4」消印の「大連淡路町廿一・田原生」発。光沢紙の彩色写真絵葉書「Glasgow Bridge」を使用。義兄・宮本暁誕が陸軍部獣医部長となり一家総出で台北へ赴任する事を報告している。経年ヤケ及び少ツカレ有り。
在庫在庫切れ(港や書店)

[英]　The Quintessence of Chinese Culture　＜謹呈署名入＞

港や書店
東京都文京区大塚

￥13,200

Dr. Lim Boon Keng, Rotary Club of Amoy china.、Repr･･･

厦門大学学長時代の医師兼社会運動家・林文慶による『中国文化の精髄』。1931年アモイ・ロータリークラブ版の再刊。
表紙には林文慶(Lim Boon Keng)の英文謹呈署名入。

但し全体に経年ツカレによるヤケと皺疵有り。特に裏表紙には茶シミ有り。

[英]　The Quintessence of Chinese Culture　＜謹呈署名入＞

￥13,200

Dr. Lim Boon Keng, Rotary Club of Amoy china. 、Reprinted with tne kind permission of the Rotary Club of Amoy by the Amoy University Press 、1934 、10p 、B5変判、1冊

厦門大学学長時代の医師兼社会運動家・林文慶による『中国文化の精髄』。1931年アモイ・ロータリークラブ版の再刊。表紙には林文慶(Lim Boon Keng)の英文謹呈署名入。但し全体に経年ツカレによるヤケと皺疵有り。特に裏表紙には茶シミ有り。

港や書店

[絵葉書]　The Hangyang iron works.　＜漢口・石井真二発／台北・菅沼寛蔵宛＞

港や書店
東京都文京区大塚

￥1,650

kamogawa & co.、明42、モノクロ写真絵葉書・使用済、1枚

「The Hangyang iron works」の全景写真絵葉書。合併により漢冶萍媒鉄厰礦有限公司となった頃の漢陽鉄廠だろうか？。

「4.9.09 Anping.Taiwan.Japan」「42.9.5」等の消印と切手貼付がある使用済葉書。差出人は「八月廿五―漢口ニテ・石井真二」で、「二十三―当地着」とのみ伝えている。宛先の菅沼寛蔵は台湾林本源製糖買収にも関与した弁護士兼実業家。

経年ヤケ及び薄シミ有り。

[絵葉書]　The Hangyang iron works.　＜漢口・石井真二発／台北・菅沼寛蔵宛＞

￥1,650

、kamogawa & co. 、明42 、モノクロ写真絵葉書・使用済、1枚

「The Hangyang iron works」の全景写真絵葉書。合併により漢冶萍媒鉄厰礦有限公司となった頃の漢陽鉄廠だろうか？。「4.9.09 Anping.Taiwan.Japan」「42.9.5」等の消印と切手貼付がある使用済葉書。差出人は「八月廿五―漢口ニテ・石井真二」で、「二十三―当地着」とのみ伝えている。宛先の菅沼寛蔵は台湾林本源製糖買収にも関与した弁護士兼実業家。経年ヤケ及び薄シミ有り。

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