伊藤 信哉・萩原 稔 編著、彩流社、2015、357p、A5判
日清戦後から敗戦後まで、近代日本の知識人たちは、刻々と変わりゆく世界情勢をどのように視ていたのか? その対外認識を政治史、外交史、思想史、メディア史などのジャンルから多角的に探求し、現在の日本に通通する問題も浮き彫りにする。
目次
◎総 論=「転換期の国際社会」を知識人たちはどう捉えたのか
(伊藤信哉・萩原稔)※ 編著者紹介参照
◎第1章=有賀長雄の対外認識――ある学者官僚の栄光と蹉跌
(伊藤信哉)※
◎第2章=デモクラットの対外認識――吉野作造・石橋湛山を中心に
(平野敬和=同志社大学嘱託講師/主著『丸山眞男と橋川文三
――「戦後思想」への問い』教育評論社、2014 年)
◎第3章=『強いアメリカ』と『弱いアメリカ』の狭間で――
『ワシントン体制』への国際政治過程(中谷直司=同志社大学法学部助教
/「同盟はなぜ失われたのか」『国際政治』第180 号など論文多数)
◎第4 章=モンゴル認識の形成――戦略と「大義名分」の系譜
(鈴木仁麗=明治大学、早稲田大学非常勤講師/
主著『満洲国と内モンゴル――満蒙政策から興安省統治へ』明石書店)
◎第5章=戦間期の日本と満洲――田中内閣期の満洲政策の再検討
(北野剛=國學院大學兼任講師/
主著『明治・大正期の日本の満蒙政策史研究』芙蓉書房出版、2012 年)
◎第6章= 1930 年代の日本の右翼思想家の対外認識――
満川亀太郎・北一輝を中心に(萩原稔)※
◎第7章=終戦前後における外務省の国連認識――
国際連盟での教訓と国際復帰(服部聡=大阪大学など非常勤講師/
主著『松岡外交』千倉書房、2012 年)
◎第8章=リベラリストの悔恨と冷戦認識――芦田均と安倍能成
(上田美和=早稲田大学非常勤講師/
主著に『石橋湛山論――言論と行動』吉川弘文館、2012 年)