「アレキシス カレル (著)、渡部 昇一 (訳)」の検索結果

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初版。書込み、線引き、全体にかなり強めのヤケシミ汚れがあります。

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３刷　 カバー　 帯付　 カバーヤケ」無し　 帯ヤケ無し　本体地少ヤケ　天ち小口ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

既成の「世界」からの解放。印象的な最終章のカレル博士の言葉である。ひとつの文明が末期を迎えている。人心の断絶と破壊が日常的になっている。改めて博士の魂の叫びに耳を傾けることの意味は大きく人類の救いのヒントが散りばめられている。

人間は物質であると同時に生きものであり、精神活動の中心である。

物質の世界は途方もなく広大ではあるが人間には狭すぎる。

人間は他の世界にも属し内面のみならず空間と時間を超越して拡がっている。

科学者、画家、詩人などが深く思いを凝らす美の世界、愛の世界。すべての物事の根本原理を情熱的に探し求める人々に、最後に報酬としてあたられる神の恩寵の世界。
かくなるものこそ、われわれの世界なのである。