「ヨーアヒム・カイザー著　吉田仙太郎訳」の検索結果

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ヤケシミ　函

４刷　 函　 帯付　函背少ヤケ　 函両面ヤケ無し　 帯背少色アセ　 帯両面ヤケ無し　本体にビニールカバー付　ビニールカバー焼け無し　本体漕ぎ地中補路に少シミ　本体三方ヤケ無し　線引き無し書き込み無し　保存状態良好です。

原著は65年出版です。従って、A.ルービンスタイン以下とりあげている多くのピアニストが物故してしまっています。かろうじて演奏会でまだ出会えるのはM.アルゲリヒくらいです。だから、今となっては現代のではなく、過去のCDでしか聴くことのできないピアニストたちです。CDで注意しなければならないのは、演奏会と録音では違う態度で臨むピアニストも多いことと、録音では操作も可能なことです。従って、あるピアニストの特質を固定するのは実演を、それはバラツキが当然あるから、なるべくたくさん聴いた方でないとできません。現代の若い評論家には厳密には不可能事になっているのだ。著者は当時一流の音楽批評家であり、たくさんの実演に接した方ですから、その方の過去のピアニストたちへの評価が読めるのはたいへん貴重です。ピアニストたちの特性がうかがえるCD（の部分）も譜面をつけて紹介されています。私はおかげで、ホロヴィッツのリストのソナタの最初の録音、A.ルービンスタインのショパンの第１協奏曲の録音などすばらしい演奏に出会えました。