栃木県公園事務所, 栃木県立博物館 編、栃木県公園事務所、1989.12、54p、26cm
ごあいさつ
栃木県中央公園と県立博物館は,昭和57年10月に
開園, 開館以来, 「親しまれる公園」 「開かれた博物
館」として,多くの県民の方に愛され利用されてお
ります。
県中央公園は, 「水と緑と文化」をテーマとする
天皇陛下御在位50年を記念する公園として 都市に
おける生活環境の改善, 都市災害に対する安全性確
保等を目的として設置されました。 この公園は, 栃
木県全体の中央公園として格調高い公園を目指すと
ともに,四季を通じて県民の憩いの場とするため,
自然観賞・休息 レクリエーション等の機能を重視
し,沈床園 大池 日本庭園等の施設を整備してい
ます。
県立博物館は, 「栃木県の自然と文化」 をテーマ
とする総合博物館として, 開館以来郷土に関係の深
い貴重な資料を積極的に収集, 保管し, それらをさ
まざまな方法で展示するとともに,各種の講座や見
学会・観察会などの教育普及事業を数多く実施し,
広く県民の皆様の要望にこたえるべく努力しており
高度経校長期という一つの時代を経て,今, 私
たちの間には物質的かさのみではなく,精神的な
豊かさをも強く求める傾向がとみに高まってきてお
ります。 21世紀に予測される「北関東の時代」にお
ける中核県として, 豊かな「とちぎ新時代」の創造
を目指している現在, 中央公園と博物館が,お互い
の相乗効果により, 自然と人間のふれあう, うる
いのある施設として,新しい県民文化の創造ととも
に,豊かな郷土づくりに寄与するよう充実を図って
まいりたいと存じます。 県民の皆様の一層の御協力
御支援をお願いいたします。
昭和61年2月
栃木県知事
渡辺文雄
状態:良い