「兀崩山地調査書　三重縣六冊之内一～六」の検索結果

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内務省大阪土木出張所、明45頃か、調査用紙計1458枚　ペン記入　厚さ計10cm、B5判・紐綴ファイ･･･

三重県阿山郡・名賀郡に於ける河川流域斜面崩壊調査書ファイル。

活版印刷の「○○川流域兀崩山地調査書」に記入された計1458箇所の調査書を郡村字別に綴じたもの。
『三重縣阿山郡三冊之内一～三』『三重縣名賀郡三冊之内一～三』の計6冊から成り、各冊巻頭には墨書の目次が作成されている。上記タイトルは仮表紙に墨書されたもの

調査書には、河川名・番地・面積・兀崩山地状態(地質、原因、位置、傾斜、附近ノ状態、材料)・必要工法及び金員等が記入され、一部には備考を追記。阿山郡編には彩色略図3枚を附す。

調査年度に関する記述は見当たらない。但し調査書に挙げられた砂防工事(積苗法・藁伏苗木植付・土堰堤他)は何れも大正以前の工法で、大阪を始め4都市に土木出張所が設置されたのも明治38年。
明治30年の砂防法発布と同43年の全国的大洪水を受けて砂防工事が盛んになった頃の調査だろうか。

調査書には経年少ヤケ及び一部薄シミ有り。厚紙の仮表紙には経年クスミ及び擦れ疵有り。