「国家悪 : 人類に未来はあるか」の検索結果

5件

日本郵政のクリックポスト・レターパックプラス・ゆうパック・ゆうパック代引での発送です。 検索画面に表示される送料は参考価格であり、特に冊数が多くゆうパックでの梱包が複数口になるものは表示価格の口数倍以上になります。詳しい送料はお問い合わせください。 ご不在、ポスト・宅配ボックスに入らない等の理由で返送されてきた場合はご連絡の上再度発送致しますが、その際の送料実費はご負担ください。

★税込 ＆ 送料無料★　　　　　1981年発行。中古書につき多少のイタミあり。帯なし。こちらの商品は★送料無料★でお届けいたします。

★税込 ＆ 送料無料★　　　　　1970年発行。古書につきヒヤケ・多少の線引きなど書き込みがございます。帯なし。こちらの商品は★送料無料★でお届けいたします。

新装版　１刷　 カバー　 帯付　 カバー ヤケ無し　 帯ヤケ無し　本体三方経年ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　本体三方少ヤケありますが保存状態良好です。

この著者は１８９３年生まれですので、敗戦時５２歳であり、戦前・戦中。戦後をまたいでいる「理論経済学」を専門とする学者である。戦争そして敗戦を経験し、また、大きく革命のごとく制度や考え方が変わり、自らも大きな混乱状態にありながら、国民（人間）、国家、戦争責任など模索し追及して行っている。それも１９４６年の文章から１９５７年までに書いたものの中でのものをチョイスしながら掲載されているので、その思考の過程と変遷が読み取れて、興味深いものになっている。したがって、最初から途中まではかなりの混乱と不知もあり、また、本人の「模索」の文章であるから率直読みづらいというか、何を言いたいのかなかなかつかめないという難があるが、これはしょうがない事であろう。また、どうしても人の内面に興味が行っているようで、国家悪という分析に至るには最後まで我慢強く読んでいく必要がある。しかし、こういう問題を経験者として追求し続け、だんだんと明確にしていく姿勢は評価でき、最終章はかなり明確に本質を掴んでいるという言えようか。また、侵略した朝鮮、中国および東南アジアでの日本軍の行った蛮行に目が向いていないのは残念である。当時の一知識人の模索・限界を知るうえで、注目すべき本の一冊であることは確かであろう。