「宮内省主馬寮か?」の検索結果

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各７×１４ｃｍ前後の和装帳面に墨書記入された皇室馬車の修繕及び購入記録簿５冊。
巻中に部署や記録者に関する記述は無いが、天皇・皇族の馬車管理を担当した「宮内省主馬寮」によるものか。

各種皇室馬車（御料馬車・貴客用・臣下四人乗・女官四人乗・臣下二人乗・運送馬車・馴車）及び馬具の修繕について年度毎に記録した業務日誌。
馬車鍛冶職・馬具職・錺職・轡職・鞭職・和洋鞍職・輓道具職といった職域別に記入され、夫々の修繕について馬車種類と番号・修繕箇所と作業説明・代金と日付・職工人名（川西富五郎・西梶元次・池田増次郎含む）等が認められている。
また新規馬車購入がある年度は同じくその詳細について記録、例えば２３年度購入の「米利堅馬車」は「岩倉具定氏殿ヨリ買上之事」とされている。

以下５冊。経年薄ヤケや僅疵有り。その他瑕疵は下記の通り。
●明治１７～１８年度／計６０丁記入。虫喰少・糸切れ有り。
●明治１９年度／計４８丁記入。
●明治２０年度／計７８丁記入。数ヵ所に個人小印の塗り潰し有り。
●明治２３年度／計７６丁記入。朱墨加筆箇所有り。
●明治２４年度／計７５丁記入。「小柴」の三文判個人印有り。