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竹久夢二と斎藤真一展 大正ロマンと昭和ロマン

岩本書店
 静岡県伊東市広野
4,400
制作:ファンデーションカジカワ、毎日新聞大阪本店、平成元年(1989年)、頁府無し 絶版、サイズ(c・・・
会期:1989年8月18日(金)~9月10日(日) 会場:ナビオ美術館 主催:毎日新聞社 大正と昭和の女性群像を、ロマン豊かに二人の画家が描き出しました。大正ロマンは竹久夢二、昭和ロマンは斎藤真一です。 竹久夢二(1884-1934)は、憂愁と情緒に満ちた独特の女性像を数多く描き、当時、全国の青年子女を魅了しました。 斎藤真一(1922-1994)は、夢二と同郷の岡山県出身で、これまでジプシー、瞽女(ごぜ)、吉原遊女といった哀愁ロマンの女性群を描いています。両画伯の大正と昭和における異色のポスト・モダンな女性風俗画は、それぞれの時代の歴史的役割をも写し出しているといえるでしょう。
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竹久夢二と斎藤真一展 大正ロマンと昭和ロマン

4,400
制作:ファンデーションカジカワ 、毎日新聞大阪本店 、平成元年(1989年) 、頁府無し 絶版 、サイズ(cm): 29.7 x 22 x 1.3 、1
会期:1989年8月18日(金)~9月10日(日) 会場:ナビオ美術館 主催:毎日新聞社 大正と昭和の女性群像を、ロマン豊かに二人の画家が描き出しました。大正ロマンは竹久夢二、昭和ロマンは斎藤真一です。 竹久夢二(1884-1934)は、憂愁と情緒に満ちた独特の女性像を数多く描き、当時、全国の青年子女を魅了しました。 斎藤真一(1922-1994)は、夢二と同郷の岡山県出身で、これまでジプシー、瞽女(ごぜ)、吉原遊女といった哀愁ロマンの女性群を描いています。両画伯の大正と昭和における異色のポスト・モダンな女性風俗画は、それぞれの時代の歴史的役割をも写し出しているといえるでしょう。

昭和ロマン 斎藤真一展

ハナ書房
 大阪府大阪市北区天神橋
2,200
東京銀座アートセンター、1990、30cm
斎藤真一展によせて
小倉忠夫 【京都国立近代美術館長
今回の近作展に明らかなように、 最近の斎藤真一は、かつて彼の名を高からしめた <特
女〉や〈明治吉原〉といった特定の主題から解放されて、ふたたび、より自由なロマンの
絵画世界へとさすらい始めたかのようだ。
したがって、こんどの主題は斎藤のロマン精神そのものといってよく、その意味ではよ
半は女性、それも裸女とさまざまな草花との組み合わせが多く、 〈女と花>のシリーズが中
り純度の高い画業であり、 この作家の素顔がうかがえる興味ぶかい展覧会といえよう。大
心となっている。 それとスペインの風景や街景、 舞台もの、 ヴァイオリン弾き、独特の人
物群像と赤い夕陽の風景との組み合わせ、その他である。
斎藤のロマン精神の根っこには <郷愁〉がある、と私は思っている。それは必ずしも甘
いノスタルジアというわけではない。むしろ、自分の心と体験の源流に遡ろうとする志向
といった方がよいかも知れない。いちばん誠実な人生主義のあり方でもあるだろう。
たとえば瞽女の探求は、同時に斎藤真一自身の内部に生命と心の原点を求めていく営み
であった。あの時期に発見した独特の赤色は、こんどの「陽の野」 「陽の饗宴」 ほかにも鮮
烈に生きている。 また、 こんどの作品群の中にも沢山のヴァイオリンが登場しているが斎
藤は少年時代からこの楽器が大好きであった。 もし画家になれなかったらヴァイオリン弾
きになろうと思っていた程である。 少年時代の夢へのこだわりが、今でも郷愁の自画像と
して「ヴァイオリン弾き」 を描かせているのである。
斎藤が惹かれたヨーロッパの巨匠も幾人かあるが、故郷・岡山県の生んだ近代画家たち
の影響も見逃せないところだ。最初のパリ留学にさいして携えた本は、国吉康雄の画集一
冊のみだったというが、未だに国吉の影響は斎藤の好む茶褐色系の色調に認められよう。
また、流離と放浪の画家であり、文人的素質の画家、 人生派の画家、 郷愁とロマンの画家
であることなど、 竹久夢二と斎藤真一とはかなりの共通性をもっている。 そして、岡山県
人を父とした岸田劉生は、 斎藤が学生時代から強く惹かれつづけている画家であるが、た
とえば今回出品されている 他
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送可
2,200
、 東京銀座アートセンター 、1990 、30cm
斎藤真一展によせて 小倉忠夫 【京都国立近代美術館長 今回の近作展に明らかなように、 最近の斎藤真一は、かつて彼の名を高からしめた <特 女〉や〈明治吉原〉といった特定の主題から解放されて、ふたたび、より自由なロマンの 絵画世界へとさすらい始めたかのようだ。 したがって、こんどの主題は斎藤のロマン精神そのものといってよく、その意味ではよ 半は女性、それも裸女とさまざまな草花との組み合わせが多く、 〈女と花>のシリーズが中 り純度の高い画業であり、 この作家の素顔がうかがえる興味ぶかい展覧会といえよう。大 心となっている。 それとスペインの風景や街景、 舞台もの、 ヴァイオリン弾き、独特の人 物群像と赤い夕陽の風景との組み合わせ、その他である。 斎藤のロマン精神の根っこには <郷愁〉がある、と私は思っている。それは必ずしも甘 いノスタルジアというわけではない。むしろ、自分の心と体験の源流に遡ろうとする志向 といった方がよいかも知れない。いちばん誠実な人生主義のあり方でもあるだろう。 たとえば瞽女の探求は、同時に斎藤真一自身の内部に生命と心の原点を求めていく営み であった。あの時期に発見した独特の赤色は、こんどの「陽の野」 「陽の饗宴」 ほかにも鮮 烈に生きている。 また、 こんどの作品群の中にも沢山のヴァイオリンが登場しているが斎 藤は少年時代からこの楽器が大好きであった。 もし画家になれなかったらヴァイオリン弾 きになろうと思っていた程である。 少年時代の夢へのこだわりが、今でも郷愁の自画像と して「ヴァイオリン弾き」 を描かせているのである。 斎藤が惹かれたヨーロッパの巨匠も幾人かあるが、故郷・岡山県の生んだ近代画家たち の影響も見逃せないところだ。最初のパリ留学にさいして携えた本は、国吉康雄の画集一 冊のみだったというが、未だに国吉の影響は斎藤の好む茶褐色系の色調に認められよう。 また、流離と放浪の画家であり、文人的素質の画家、 人生派の画家、 郷愁とロマンの画家 であることなど、 竹久夢二と斎藤真一とはかなりの共通性をもっている。 そして、岡山県 人を父とした岸田劉生は、 斎藤が学生時代から強く惹かれつづけている画家であるが、た とえば今回出品されている 他

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