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神宮甚三郎、群馬県軍恩連盟事務局、昭和54年、608ｐ、26cm

函（ヤケ、カドスレ、背に1センチぐらいの痛み）。小口少ヤケ。数ページ頁カド折れ跡あり。
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趣意書
昭和二十七年四月群馬県軍恩連盟が結成され、ここに二十周年を迎えました。県内外の旧軍関係者、戦傷病者戦没者遺家族等とともに強固なる団結をなし、志を同じうする盟友等とともに、理解ある社会各層の支援提携の上に、全国的な大同団結をもって、元旧軍関係者及び戦傷病者戦没者等遺家族の恩給権を復元擁護することを目的として善意の活躍をつづけ、人倫の道に徹して今日に到ったのであります。
このときにあたりわれわれは今、この軍恩連盟二十周年を記念する「群馬県軍恩連盟名鑑」の刊行を決定し、着々とこの完成に向って努力を傾注して居ります。 この名鑑は郷土盟友各位
が、永い間待ち望んでいたものであり、一般社会の心ある人々の要請やまなかったものであり、われわれはこの名鑑編集に、常ならぬ緊張と責任を感じている次第であります。
社会は変貌し、時に転住移業、人心応機、非常転変、無常極りない時代の備忘要録として、郷土各方面の伴侶たらしめ、盟友及び一般各層への重宝の一として、将に向後の記念としての役割を努めんとするのが、この軍恩名鑑であります。
しかしながら改めて申上げるまでもなく、この意義ある企画も、大方諸賢の心からなる協力なしには、郷土群馬の記念すべき座右の重宝なる事典としては完成されません。
願わくばわれわれのこの謙虚なる真意を御賢察下さいまして、御賛助御支援の程を幾重にも懇請申上げる次第であります。
昭和四十七年十月一日
群馬県軍恩連盟